2013年5月某日。
福岡市。
飲み友達の送別会。
彼女のご主人が家業を継ぐため、
鹿児島へ転居となった。
彼女は、お酒の学校11期生。
みんなのまとめ役で
福岡の酒も大いに応援してくれていた。
うちの蔵開きのお手伝いも。
そういう友人が
いなくなるのはさみしいもの。
鹿児島での新生活も持ち前の明るさで
しなやかに生きていくに違いない。
鹿児島なんて、
九州新幹線であっという間。
また、一緒に飲もう。
渭城朝雨浥軽塵
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
渭城《いじょう》の朝雨《ちょうう》
軽塵《けいじん》を浥《うるお》し
客舎《かくしゃ》青青《せいせい》
柳色《りゅうしょく》新《あらた》なり
君《きみ》に勧《すす》む
更《さら》に尽《つ》くせよ一杯《いっぱい》の酒《さけ》
西《にし》のかた陽関《ようかん》を出《い》づれば
故人《こじん》無《な》からん
「王維」の七言絶句。