4月7日、木曜日。午後7時。
福岡市中央区大名、
博多料亭「稚加榮(ちかえ)」。
今日は、福岡県酒造組合が主催する
「お酒の学校 13期生」の5限目。
「日本酒と料理の相性」。
「お酒の学校」は、
実際の蔵の経営者、造り手が
講師となって、
日本酒を啓蒙する学校。
この福岡の取り組みは、
全国でも類をみません。
これまで、8年間で
300名以上の卒業生を
輩出し、
日本酒の応援団、
福岡のお酒の応援団を
送り出してきました。
6回の講座。
その中でも、今日の講座は、
蔵見学にならぶ
人気の講座です。
老舗料亭の
「稚加榮」様の
全面的なご協力を
頂いています。
色んな種類のお酒と
日本料理の相性を
実際に食事をしながら
顕彰していく講座。
「稚加榮」様の
風格あるしつらえの中で、
講義をさせて頂いています。
山姿 日々ととのいて 猫柳
どなたの作品でしょうか。
春になってふもとから見る
山の様子が日々きれいに
なっていく様を歌ったものでしょう。
猫柳は春の季語。
さりげなく、
春の掛け軸がかけてあるのが
すばらしい。
さて、授業の様子。
出た献立は、
「お造り」で
ヒラメの昆布締めと菜の花。
「煮物」で
イワシのぬか炊きと隠元、花人参。
「油もの」で
蛸の唐揚げのレモン添え。
「焼き物」で
さわらの木の芽焼きと茗荷。
4種類の
日本酒との
マリアージュを
探ります。
本日の
講師は、
久留米市城島町の
「花の露」醸造元。
冨安拓良社長。
舌鋒鋭く、
簡潔明瞭な講演。
講師陣も10名参加。
私たち、
日本酒の造り手にとっても
とても勉強になる講義です。
生徒さん達も
固定観念が覆されるような
料理との組み合わせを
見つけることができたり、
新鮮なおどろきが
あったようです。
講義の後は、
隣室で懇親会。
こんなに立派な
お部屋を準備して頂きました。
「稚加榮」様、
ありがとうございました。
お世話になりました。
博多料亭「稚加榮」
福岡市中央区大名2-2-17
TEL 092-721-4624
城島の花の露は、大川市向島(大川橋から若津方面へくだったあたり)に
住んでいた頃、親父の晩酌の友でした。
子ども心(中学)に興味をもってチャリで出かけたら、およそ10~15分で
酒蔵に着いて、これかぁと思ったものでした。
共同研究者と大学前の居酒屋によく行くのですが、その彼が
”大辛口”(大吟醸とも併記されていた気が!?)という日本酒を
ことのほか、愛好しています。
灘のほうは昔ながらの辛口が見当たらなくなったと嘯いてもいましたが、
彼の出身は寅さんの近くで、葛飾で 江戸っ子です。
岡村くん
コメントありがとうございます。
辛口と言ってもなかなかむずかしい。
むしろスキッとキレ味がいいのが辛口と
理解しています。
花の露はとてもおいしいお酒ですよね。
ちなみに、写真の冨安社長は、
高校の後輩になります。
江崎俊介
13期生も稚加榮さんでマリアージュだったんですね!!
タクロー先生コレクションの酒器や美味しかった鯛の荒炊き思い出しました(^^)
垂涎の授業でしたね♪
がんのすけ様
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
はい、懇親会も盛り上がりましたよ。
稚加栄さんの「和」のしつらえが
とてもすてきですよね。
江崎俊介
岡村様
花の露の冨安と申します。
いつもご贔屓に有り難うございます。
城島の近くにおいでになる機会が有りましたら、
是非蔵にお立ち寄りくださいませ。
江崎先輩
人気ブログにアップしていただいて有り難うございます。
当の本人は準備に追われて、稚加榮様の和のしつらえに
気づく心の余裕もなかったようです。反省。
がんのすけ様
ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか。
日本酒と料理のマリアージュ楽しんでますか?
冨安拓良様、
コメントありがとうございます。
人様に講義することは、
自分が一番勉強になりますよね。
今日はお酒の学校、私が講演者です。
本日もよろしくお願いします。
江崎俊介