2011年12月アーカイブ
12月29日、木曜日。
朝8時。
菊美人の蔵の玄関先。
このところ冬らしい
寒さが続いています。
冬の澄み切っている空気は、
冷たくて気持ちがいい。
玄関にある、
トウカエデの黄色の葉も
やっと全て落葉しました。
今年は、
紅葉が遅かったのですが、
年内にはなんとか落葉しました。
今年の落葉。
ちょっとした
小山になっています。
壮観ですね。
ナツツバキの木には、
葉のつぼみも
芽吹き始めました。
平家物語の有名な冒頭、
「祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰のことわりをあらはす。
おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし」の
「沙羅双樹(シャラソウジュ)」は、
このナツツバキのことです。
真夏には、
真白い花を咲かせます。
12月26日、月曜日。
夜7時。
福岡市中央区今泉、
大衆酒場「すぎたま」。
「すぎたま」は、
おいしい日本酒が
飲める「酒峰」さんの姉妹店。
今秋オープンした新しいお店。
今日は、
お酒の学校10期
卒業生の忘年会。
「忘年会」と称して、
仲間が集って酒を酌み交わし、
旧交を温める。
ニッポンのとても
いい風習だと思います。
この日も卒業生の皆さんと
楽しい酒談義ができました。
今回参加した蔵元は、
「若の壽」醸造元の林田浩暢氏、
「天心」醸造元の溝上智彦氏、
そして、菊美人の私。
それぞれが、
自分の蔵のお酒を持って、
記念写真。
3人とも、
とてもいい顔してますね。
いよいよ年末、
怒濤の忘年会も、
ラストスパート。
健康あってのおいしいお酒。
皆様もご自愛を。
12月15日、木曜日。
我が家にiPhone4Sが、
やってきました。
しかもauです。
アンテナには、
KDDIの文字。
高校2年生の息子のもの。
私のiPhone4と性能比較。
というか、
ソフトバンクとauの差を
比較してみました。
速度では、菊美人の蔵の中では、
上りも下りも、
ソフトバンクの勝ち。
およそ3倍の
速度差がありました。
3年前の2008年7月11日、
日本初上陸の日から所持した初代のiPhone、
そしてiPhone4を使い続けている私が、
そもそもauを息子に買ったのは、
ソフトバンクに対して、
おおいに不満があるからに
ほかありません。
愛用している私にとって、
iPhoneは、すぐれた情報端末。
ノーストレスで当たり前のように
パソコンとiPhoneが、
iCloud(旧Mobile Me)を介して
常に同期しています。
すごいことです。
iPhone、もはや
手放すことはできない。
しかしながら、
携帯電話としては最悪。
つながりません。
これはひとえに
ソフトバンクのせい。
スマートホンにとっては、
速度も大切ですが、
「つながる」ということは価値。
「つながらない」ということは、
携帯電話としては
「無価値」ということです。
例えば、
福岡県下の山間部の
ほとんどのゴルフ場で、
ソフトバンクのiPhoneは
「無価値」なものとなります。
レストランで撮った写真。
auはアンテナ4本。
ソフトバンクは圏外。
どんなに孫正義がきれいごとを言っても、
SMAPや犬が宣伝しても、
無価値なものを売っていては、
それは詐欺です。
結局、わたしは、
Docomoも持っている
携帯ダブルもち。
色々と機能が
装備されていないようで、
auのiPhone4Sは
苦戦しているようですが、
つながらない携帯電話は、
「無価値」です。
間違いなく、
auのiPhone4Sが優れている。
12月22日、木曜日。
夜6時。
みやま市瀬高町下庄、
JR瀨髙駅前、料亭「正龍館」。
いよいよ、
今年も押し迫ってきました。
忘年会も第三コーナーを
回ったところでしょうか。
健康だからこそ、
おいしくお酒が飲める。
最近の実感。
ありがたいことです。
楽しすぎて、
ついつい深酒して
しまわぬよう、
自分に言い聞かせています。
もう来年は50です。
決して若くない(笑)。
今日は、地元で会議。
私の所属する、
瀨髙ライオンズクラブの理事会。
今年最終の会議。
終了後は、
忘年会を兼ねて食事会。
今日は、鍋。
「ぶたしゃぶ」です。
ヘルシーな食事。
野菜がおいしい。
ほっとします。
締めは、玉子雑炊で。
おいしかった。
ごちそうさまでした。
12月16日、金曜日。
菊美人の蔵にて。
菊美人の中庭。
中庭の四方を、
渡り廊下がぐるりと
取り囲んでいます。
屋敷の中央に
ありますから、
どこに行くにしても
必ず中庭を眺めることに。
一家のものは、
この中庭とともに
生活しているということに
なります。
今の中庭は冬の装い。
中庭の東と西で、
センリョウ(千両)が、
黄色と赤の実をつけています。
黄色と赤色のコントラストが
とても鮮やかです。
手前の小さい赤い実は、
ヒャクリョウ(百両)。
灯籠は「古田織部」。
灯籠については、
後日のブログで。
葉の上に実をつけるのが、
センリョウ。
きれいな
黄色の実です。
「キノミセンリョウ
(黄の実千両)」。
12月19日、月曜日。
朝9時。
菊美人の蔵から車で5分。
みやま市瀬高町下庄、
松尾宮(まつおぐう)。
酒造りの事の始めに際して、
毎年、12月19日に、
松尾宮にお参りします。
瀨髙町下庄の「松尾宮」は、
京都嵐山の「松尾大社」
の流れを汲む神社。
京都嵐山の松尾大社は、
開祀した「秦氏」が、
大陸から酒造りを伝えたことから、
酒造りの神様。
明治には、
40もの造り酒屋が、
軒を連ねた酒どころ「瀨髙」
ならではの神社です。
今日は、
菊美人と、玉水、国の寿の
3酒蔵の杜氏が集まりました。
いよいよ酒造りが始まります。
厄災なく、安全で優等な
今季の酒造りができますよう祈願。
神に恥じない酒造り。
12月22日、木曜日。
年末商戦、まっただ中。
一年中、
12月だったらいいのにと、
思ってしまうほど、
日本酒が売れる時季です。
蔵の中も商品の出荷で大わらわ。
年末・年始のときだけ
売れるお酒があります。
1.8リットル詰めの
薦冠(こもかぶり)。
贈答にインパクトがあるのと、
縁起がいいからでしょう。
お正月のお酒として
喜ばれています。
以前のブログでも
紹介しましたが、
この菊美人のひげ文字、
縁起のいい動物が
隠れています。
まず、「菊」。
菊のくさかんむりの上は
「つがいのおしどり」。
くさかんむりの
横棒は、「龍」。
米の字の右下は、
「うぐいす」。
次に「美」の文字。
上にはやはり、
「つがいのおしどり」。
大の右側の押さえは「亀」。
「人」の文字。
右側の二本の押さえは「鶴」。
お正月の縁起のいいお酒、
菊美人「薦冠」、
好評発売中です。
12月19日、月曜日。
菊美人の蔵にて。
今日はどうしても
皆さんにお伝えしたいことが。
私のベストバイ。
今年、買ったもので
一番良かったもの。
株式会社ゴールドウインの
パフォーマンスゲイター、
ふくらはぎ用。
慢性腰痛をもつ私にとって、
試飲会などの長時間の立ち仕事は、
とてもつらい。
翌日は、間違いなく
向こうズネの外側の
筋肉がパンパンに。
連日になると、
マッサージをしてもらわないと
動きが取れない状態に。
これはスゴイ。
毎日の必需品となりました。
足首とふくらはぎの部分で
着圧が違うことで、
ポンピング作用。
むくみ、筋肉痛なしです。
今では3本持っています。
毎日の必需品。
腰痛や、むくみ、
足の筋肉痛でお悩みの方、
これお薦めです。
3990円です。
マッサージ1回分。
安いもの。
福岡天神の
スポーツショップ、
ノースフェイスで
売っていました。
12月20日、火曜日。
菊美人の蔵にて。
今年は、
秋から暖かい日が
多かったのでしょう。
紅葉も遅かったし、
なかなか、
落葉もしない。
菊美人の庭にも、
あちこちに、
いまだ、
きれいな紅葉を見ることが。
12月17日、
土曜日。
毎年、この時季になると、
福井県の越前市から、
越前和紙でできた
干支の色紙を頂戴します。
福井県の越前市は、
越前和紙が伝統工芸品。
越前市の石川製紙株式会社、
石川浩社長より、
いつも頂戴します。
石川社長とは10数年前、
日本青年会議所での友人。
来年は、
龍の年。
「みずのえたつ(壬辰)」。
「壬(みずのえ)」は、
「妊」に通じることから、
種子の内部に新しいものが
生じている状態。
「辰」は、
「振(ふるう・ととのう)の
意味で、陽気があり、
草木が整っていく様。
来年は、
復興にむけて
良い年となりますように。
12月中旬。
菊美人の蔵にて。
福島原発の事故によって、
日本の酒の輸出がストップ。
海外での日本食ブームと
相まって、
日本酒のおいしさが海外で認知。
日本酒の海外への輸出は
倍々ゲームで伸びています。
その上昇機運に、
水を差したのがこの事故。
夏以降、EU、アメリカ、
韓国などのアジア諸国で
輸出が徐々に再開。
事故後9ヶ月、
12月になって
ようやく中国当局が、
食品の輸出再開を認めました。
菊美人も北京へ、
9ヶ月ぶりの輸出再開です。
待ち遠しかったーーっ。
ところで、
放射能の影響がないことを
証明する書類の提出が、
中国輸出にあたっては必須。
夏頃、韓国へ出荷する際も、
書類を作成しました。
大変だったことは、
大変だったのですが、
要領は掴んでいたつもり。
高を括っていました。
甘かった。
韓国の場合、
3月11日以前に、
福島付近以外で製造したものだ
という証明でオッケー。
中国当局の証明書の要求は、
トンデモなかった。
原料米の産地の特定から
始まり、その運送経路。
当然、日本酒も造りの、最初からの履歴、
中国までの運送経路まで要求しています。
この事態を引き起こしたのは、
日本側(東京電力!)ですから、
文句は言えませんが、
根本的に日本の食品、
輸入させたくないのではと
思いたくなるほど、大変でした。
日本側の証明書の
発行は、国税局。
担当の方には、
そんな煩雑な書類を、
懇切に粘り強く、
スピーディに処理して頂きました。
無事これで、
北京へ菊美人出荷できます。
12月7日、水曜日。
夜9時。
福岡市中央区天神、
ソラリア西鉄ホテル。
窓の外は警固公園。
今年はスケートリンクも
特設でできあがっています。
イルミネーションがきれいです。
お酒の学校14期生、
6限目の講義と卒業式が終了。
ソラリアホテルで、
卒業パーティ。
パーティ会場には、
生徒さん達が、
卒業課題として、
作成したお酒のラベルが、
ズラリ。
お酒は、14期生が
酒蔵研修した「花の露」のお酒。
世界に一つしかない自分だけの
オリジナルボトルです。
卒業プレゼント。
最後の唎き酒の様子。
唎き酒も
サマになってきました。
お酒の学校を共催する、
アヴァンティ、
清澄社長のスピーチ。
この「お酒の学校」校長、
「杜の蔵」醸造元、
森永一弘君のスピーチ。
今回14期生、
30人の卒業。
1期からすると、
通算で361人の
卒業生を輩出しました。
日本酒を愛してくれる、
福岡のお酒を応援してくれる
私たち酒蔵を応援してくれる
女性達(私たちは福酒撫子
(フクサケナデシコ)と
呼んでいます。)が、
361人もいてくれます。
ありがたいことです。
福岡県の
この日本酒ネットワークは
全国にも類をみません。
これからも福酒撫子のみなさん、
応援よろしくお願いします。
福岡の酒蔵もがんばります。
12月7日、水曜日。
午後7時。
福岡市中央区天神、
ibbビル。
今日は、お酒の学校14期生、
6時限目。
最終講座と卒業式。
最終講座は、
日本酒を通じての和のマナー。
講演者は私。
フレンチやイタリアン、
みなさん何の抵抗もなく
気軽に食事をされます。
ところが、料亭や、寿司店、
とんと行ったことがないという人、
結構多いはずです。
この場合の寿司店とは、
回るお寿司のことではありません。
バブルがはじけて20年。
会社の先輩が、
引き連れていってくれるわけでもなく、
会社が勘定を持ってくれるわけでもなく、
況んや、安月給、自腹なんぞとんでもない。
料亭や寿司店は、高嶺の花。
行っても作法がわからないラビリンス。
長引く不況で、
日本人も、老舗業界も
あえいでいます。
日本人にとって、
日本料理が一番、縁遠くて、
難しい食べ物になってしまいました。
ですが、だからといって、
知らないままでは情けない。
元来、日本人は、
「カタチ」を大切にする人種。
ものごしやしぐさ、
立ち居振る舞いといった、
「カタチ」にこそ、
日本人は「美しさ」を見いだします。
この講座、
日本料理の食べる順序、
箸や椀の持ち方、
日本酒の飲み方、
つぎ方、断り方など、
自分でいうのもなんですが、
とても役立つものばかり(笑)。
今回、受講してもらった14期生も、
ますます、素敵な女性になるに違いない。
期待していますよ。
12月某日。
福岡市中央区某所。
和食の店「なか中」。
先日、
お呼ばれで行ったときの
おいしさが忘れられず、
またも行ってしまいました。
先日の、
このお店についてのブログ、
「どこだ教えろ」と
結構反響が大きかった。
そこで今回、お店の入り口だけ
お見せします(笑)。
今回は、菊美人の
秋のひやおろし純米酒を
持ち込みで。
写真のように、
お箸も先が尖っていて、
とても繊細。
品がいい。
前菜。
マスカットと
大根おろしの和え物。
ゆずの
茶碗蒸し。
お造りは、
〆サバ、タイ、
イカ、生まぐろ。
イカは歯ごたえがしっかり。
だし汁に浸して。
甘ダイのかぶら蒸し。
ウニとわさびで。
博多水炊きの
スープ。
最後は、
サーロインステーキの
お寿司だったのですが、
撮りわすれました。
なんとも美味。
写真で美味しさが
伝わりますでしょうか。
二軒目は、
佐賀の蔵元、誰かいるかと
中洲春吉の「さが蔵」へ。
いました。
伊万里の「松浦一」醸造元、
田尻泰浩氏。
当然、お酒は松浦一をセレクト。
「松浦一」、
安心できる九州の蔵らしい
しっかりした味。
ごちそうさまでした。
田尻君。
おいしかった。
12月4日、日曜日。
夕方6時。
みやま市瀬高町下庄。
創作ダイニング
「海菜魚(みなと)」。
瀬高ライオンズクラブ、
打合せを兼ねた食事会。
以前、
ブログにも書いたように、
魚屋さんに隣接する
食事どころ。
魚屋さんが、
オーナーですから、
料理は新鮮で、
旬のものばかり。
このサラダ、
上にのっているのは、
細切りのゴボウを
揚げたもの。
レタスとクルトンと
相まって美味。
お薦めのシーザーサラダ。
「赤ムツ(のどぐろ)」を、
今日は塩焼きで。
オーナーの
お孫さんが登場。
うちのお酒、
「九州男児、本醸造」を
もってきてくれました。
九州の女の子「九州女児」が、
「九州男児」を
抱えてくれています(笑)。
あまりに、
かわいかったのでご紹介。
12月3日、土曜日。
夕方5時。
福岡市博多区、
JR博多駅構内のプレイガイド。
年の瀬は、年末ジャンボ。
今年は1等、前後賞あわせて、
3億円が2倍あたると、
西田敏行が騒ぎたてています。
あんなにコマーシャルで騒げば
否が応でも、盛り上がります(笑)。
「期待値が50%以下だ!」とか、
言いたいことは、
いっぱいあるのですが、
単純に楽しむことにしています。
ところで、宝くじを
3万円とか、30万円とか
いっぱい買う人がいます。
欧米人には、
その日本人の感覚が、
どうも理解できないらしい。
ワンセット3000円の宝くじを
10買えば、確率は10倍。
100買えば100倍でしょと、
どんなに説明しても、
当たらなければ同じじゃないかと。
つまり欧米人は、
ワンセットしか買わない。
どんなにいっぱい買おうが、
当たるときは当たる。
外れるときは外れると
いうのが欧米人の考え。
日本人は、
運を追いかけていて、
欧米人は、
運はやってくるものだと考えている。
この話、立川志の輔が言ってました。
私は、欧米人ではありませんが、
ワンセットしか買いません(笑)。
そして、
そのくらいしか買わないくせに、
当たると信じてます(爆)。
11月18日、金曜日。
福岡県酒造組合へ、
忠清南道(チュンチョンナムド)、
韓山(ハンサン)地区の
素穀酒(ソゴクジュ)製造の
皆さんが来訪、視察。
そのときプレゼントが、
この素穀酒(ソゴクジュ)。
箱には、
「悠久な眠りからさめた
1500年の歴史ある百済の銘酒!!」と
あります。
ハングル語、
家内が訳してくれました。
さらに、訳してみると。
1500年、百済皇室の伝統。
もち米と麹を主原料にして、
100日間発酵して醸造。
甘味な酒の味と、
アルコール度数が
高い(19度)ので、ひとたび飲めば、
自分でも気がつかないうちに、
酔いが回り、
その場から起き上がれなくなる
高級な伝統酒。
「酒の味の虜になって、
過去の栄光を失ってしまった学者」
「盗みをしていて、
酒に酔ってしまい捕まった泥棒」など、
素穀酒にまつわる逸話が数多く残っています。
流民となった民が、祖国、
百済が滅びたことを、悲しみ、
白い(소)服、喪服を着て、
酒を造ったことから素(소)穀酒と
呼ばれるようになりました。
とあります。
さて、唎き酒をしてみました。
色はやまぶき色。
いきなり甘酸っぱい香り。
味も甘酸っぱい。
玄米のまま醸造しているのか、
複雑な味がします。
紹興酒や赤酒、
灰持酒(あくもちしゅ)に似ています。
ややヒネ香。
素朴な味わいです。
度数が高いので、
氷をいれて、
オンザロックで。
ごちそうさまでした。
おいしかった。
11月18日、金曜日。
午前10時。
福岡市東区馬出、
福岡県酒造組合会館。
本日は、福岡県酒造組合へ、
韓国からのお客様が視察。
私の家内が、若干、
韓国語ができるので
私が担当となりました。
家内と二人で対応することに。
視察者は、
忠清南道(チュンチョンナムド)の
韓山(ハンサン)地区で
素穀酒(ソゴクジュ)を
製造している皆さん。
忠清南道(チュンチョンナムド)は、
韓国中西部。
ソウルから南西に位置します。
太田(テジョン)の西。
田園地帯。
韓山(ハンサン)地区は、
韓国伝統酒の
素穀酒がまちの名物、
無形文化財。
その素穀酒の組合を、
たちあげようということが、
福岡県の酒造組合への
訪問、視察のいきさつ。
お話を聞くと、韓山地区、
素穀酒製造は、
会社単位でなく、
家単位で、
およそ30軒ほどが製造。
その製造方法もまちまち。
組合を設立し、それを核として、
素穀酒を販売。
大いに韓山地区の観光、
まちおこしに結びつけたいとのこと。
約1時間ほどの説明ののち、
質問の時間。
日本酒の製造方法から、
会社の経営、
組合の運営まで多岐。
皆さんの真剣さが伝わってきます。
約2時間半の視察会議でした。
矢継ぎ早の質問、
通訳を介しての説明。
本当に疲れました(笑)。
最後に素穀酒(ソゴクジュ)を
プレゼントして頂きました。
とても感謝して頂きました。
少しはお役に立てたようです。
フランスではワインが。
日本では日本酒が。
世界中で、その国の伝統酒は、
苦戦しています。
韓国での素穀酒が復権できますよう。
11月24日、木曜日。
夜7時。
大牟田市新栄町、
オームタガーデンホテル。
お取引先である
株式会社ナガノ様の
ワイン会。
200名の皆さんが
集まりました。
スパークリングワインは、
フランス、シャンパーニュ。
白ワインは、
アメリカ、ナパバレーのシャルドネ。
赤ワインは、
ブルゴーニュ、ボージョレの08年もの。
イタリア、ヴァルポリッチェラクラシコ。
そして、サービスワインとして、
ボージョレヌーボー。
今回、興味を惹いたのは、
ボージョレの08年もの。
シャトーカンボン。
色も深いすみれ色をしていますし、
味わいも深くてしっかり成熟。
ガメイ種でも、
きちんとコクがあります。
ボージョレは、
ヌーボーだけが
注目されがちですが、
豊かなワインがあることを、
再確認できました。
普通のボージョレ、
とてもお手頃な価格
(2〜3千円)で、
おいしいワイン
たくさんあります。
ムーランナヴァンや
フルーリーがお薦め。