2013年8月アーカイブ
2013年
8月10日、土曜日。夕方5時。
久留米市にて。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始と、
帰省のタイミングで、
年に3度は、高校の同級会。
毎回、皆が集まりやすい
福岡市での開催だが、
今回は母校がある
久留米市でと思い立った。
せっかく久留米でやるのであればと、
母校の見学ツアーを立案。
卒業して以来という友にとっては、
34年ぶりの母校訪問となった。
僕たちが過ごした寮や校舎は、
新しくなってしまったけれど、
感慨深かったに違いない。
「それぞれにみんな、
幸せと不幸せをまぜて
明るく生きている。」が、
身に沁みる。
若かった頃は、自信満々で、
トンガっている連中ばかりだった。
50になって、みんな丸くなった。
僕らは、とても仲が良い。
ところで、集まった仲間32名。
そのうち、医者が21名。
やっぱり変な学校だ。
2013年
8月某日。夜7時。
熊本市中央区下通り、
「佳山(かやま)」。
久しぶりに家内と二人での食事会。
熊本市の中心街へやってきました。
菊美人の蔵から1時間20分。
以前、大分県の「西の関」醸造元、
萱島社長とご一緒したとき、
ご紹介いただいた店。
熊本の地酒がしっかりあります。
「通潤」「れいざん」
「香露」「亀萬」と揃っています。
「菊美人」もおいて頂いています。
今日は「夏の純米」を一献。
酒の肴が逸品。
「肉詰めのだし巻き」
「たたみいわし」。
熊本ならでは「馬刺しの炙り」。
締めは、「釜めし」がいい。
この釜めし、
お酒のアテになるから驚きです。
大将をはじめ、
店のみなさん、気さくな方ばかり。
熊本に佳き店あり。「佳山」。
「佳山(かやま)」
熊本市中央区下通1−7−24
TEL.096−322−5566
2013年
8月17日、土曜日。朝6時。
菊美人の蔵にて。
蝉の喧噪で目が覚めるような、
木立の中で就寝しています。
(これは決して自慢ではなく、
それだけ田舎ということです。)
暑い暑いといっているけれど、
風があきらかに変わりました。
風が柔らかくなった。
昨日は、
ツクツクボウシの声。
秋来ぬと
目にはさやかに見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
《秋のきざしは、
はっきりと目には見えないけれど、
そよぐ風で秋の気配に感づいた。》
古今和歌集、藤原敏行《ふじはらのとしゆき》。
季節は立秋。
お盆も終わりました。
少しずつですが、
しかし確実に、
季節は進んでいるようです。
(手紙は昨年のお取引先様へのもの)
2013年
7月27・28(土・日)の両日。
夕方6時から9時まで。
菊美人のあるみやま市瀬高町。
JR鹿児島本線、
JR瀬高駅前広場。
「瀬高駅前ビール祭り」が開催されました。
両日ともに、雨にもたたられず、
絶好のビアガーデン日和となりました。
猛暑に、
ギンギンに冷えた生ビールは、
こたえられない。
キンキンに冷えた
菊美人も大好評でした。
今年で12年目。
毎年大勢の皆さんにおいで頂いて、
支えてもらっています。
本当にありがとうございます。
しっかり定着して、
みやま市の夏の風物詩と
なりました。
ビール祭りの益金は、
全て冬の瀬高駅前を飾る
「イルミネーション」の資金になります。
全員ボランティア。
私もメンバーです。
さて、第2弾!!来たる
8月17・18(土・日)の両日。
夕方6時から9時まで。
JR瀬高駅前広場が、
ビアガーデンに様変わり。
今夏は最後のビアガーデン。
近隣にお住まいの方、
是非ご来場ください。
2013年
7月25日、木曜日。午後2時。
福岡市博多区堅粕。
石蔵酒造、博多百年蔵。
九州若手蔵元の会、
「九州清酒協議会」のイベントに参加。
一昨年、昨年と、
東京港区、ホテルフロラシオン青山にて
開催した
今日は、今までホスト役にまわっていた蔵元に、
お客様の立場になって頂いて
実際に体験してもらおうというもの。
そもそも、この「S−1グランプリ」の目的は、
①「九州に日本酒あり」ということを、
首都圏の愛飲家の皆さんに知って頂く。
②おつまみを食べながら
美味しいお酒を選ぶ(食とのマリアージュ)。
この2点。
1種類の食材に対して、
5種類の日本酒。
上位の2点が、勝ち残る4回戦制。
利き酒禁止令が出ました。
空気を含ませての利き酒はダメ。
食べて飲むを、
純粋に楽しんで欲しいということ。
「飲みながら食べる」とは言っても、
なかなかに難しい。
「飲んで食べる」のか、
「食べて飲む」のかで、
印象が違うんです。
悩まずに、
ファーストインプレッションで決めていきました。
蔵元が選んで、決勝に残った4種の酒は、
すべて純米吟醸でした(驚!!)。
若干の吟醸香があって、
味はやや旨み(甘み)がある
ということでしょうか。
いずれにしても、今年の
「第三回 酔っても美味い!
九州S−1グランプリ」、
10月6日(日曜)、東京にて開催。
江湖の左党、お待ちしています。
(九州酒蔵の若手の会、私、51歳ということで、
今年から卒業してしまいました。
菊美人の参戦はビミョーか?(笑)。)
2013年
7月26日、金曜日。
東京、新橋。
日本酒造組合中央会。
今日は、原料委員会。
年に数回、中央会で、
農林水産省やJA全農と
主に原料米について話し合っています。
以下は私見です。
おおまかに日本酒の原料となるお米は、
大吟醸などに使う酒造好適米、
純米酒・本醸造などに使う酒造用米、
上撰などに使う加工用米と
3つに大別されます。
基本、みなさんが食べる食用米と、
酒造米は異なるものと
考えて頂いてオッケーです。
その酒造米が、足りない。
この3年ほど、特に顕著。
不思議な話です。
一方では、米余り。
減反政策で、
米を作るなと抑制しておいて、
欲しい米は手に入らない(悲)。
もう今更、悔やんでも
詮ない話ですが、
戸別所得補償制度あたりから
話がおかしくなってきた。
いい酒造りには、
いい米が欠かせません。
今の政権には、
同じ轍を踏まぬよう、
くれぐれも民間の足を引っ張らぬよう、
本当にお願いしたいものです。
政治家の皆さん、農水の皆さん、
よろしくお願いします。
中央会ビルの下の
酒プラザには、
夏の酒がズラリ。
菊美人の夏の純米もありました。
2013年
8月2日、金曜日。
暑い日が続いています。
この「暑い」への副詞は、
「とても」とか「すごく」とかではなくて、
「恐ろしく」が正しい(笑)。
恐ろしく暑い日が続いています。
なんだか空に大きな蓋があって、
地面から立ち上る蒸気が逃げ切れず、
身体にまとわりついてくる。
吸う息も熱い。
「土いきれ」。
「熱《いき》れ」と書きます。
蒸されるような熱気のこと。
草むらから立ち上る熱気を「草いきれ」。
満員電車の熱気を「人いきれ」なんて、
言いますよね。
菊美人の蔵の庭。
木々は今を盛りと、
ますます緑を濃くしています。
(写真上二枚は、
この日の博多駅周辺。
下三枚は菊美人の庭。)