ノンアルコールワイン勝沼グレープが
案外イケルことで、
馬鹿にしていたノンアルコールビールが
果たしてビールの代替品となりうるのか
再度、試飲してみることにしました。
今回、試飲したのはこの3種類。
先駆けのキリンフリー、
追随のアサヒポイントゼロ、
新商品のキリン休む日のゼロです。
アルコール完全ゼロを実現した、
キリンフリーはメーカーが想定していた
以外からも支持があったようです。
病気で入院している人、妊婦さん、アルコール中毒の人、
今までジョッキでウーロン茶を飲みながら
焼き鳥を焼いていた焼鳥屋の大将など、
飲酒運転を避けるためだけではなくて、
多方面からお礼をいわれたり、
愛飲されているようです。
ここでハタと思い当たるのは、
私たちが、酒を飲むのは、
酒そのものの味が好きからなのか、
酔いたいために飲むのかということです。
世界的な傾向で、アルコール度数が高い酒類は、
敬遠されていて、低アルコールの酒類に嗜好がシフト。
韓国でも焼酎は、昔は25度の真露、現在はチャミスル
フレッシュで、19.5度まで度数を落としています。
古来、酒を飲むことは、ハレの日(特別な日)であり、
また、神様とともに飲み、
神様に近づく日(三三九度、御神酒)でもありました。
現代人は、酒を飲むことは普通のことであり、
あまり酔いたくなくなったのではと思います。
このキリンの新商品のコピーは、「休肝日にぜひ」。
毎日キリンを飲めってか?おそるべし、キリンビール。
案外うまくいっていて、
新発売1ヶ月で予定の半年分売れたそうです。
キリンの部長が言ってましたから、本当です。
で、飲み比べですが、全体に、色は薄い。
アルコールゼロということは、
一切、発酵をさせていないということ。
(以前の0.5%程度あったビールは
発酵させて、あとで抜いていました。)
ということは、泡も、発酵のときのガスではなく、
コーラと同じガス注入。当然、泡がすぐ無くなる。
甘苦いというのでしょうか、ホップの香りはします。
好みでしょうが、「キリン休む日のゼロ」が抜群。
やっぱり、本当のビールがおいしいよぉーーー。
という結論です。
ちなみにこの写真の左側のビールは、ポイントゼロの
発売前の味見本です。流通には、こうやって、
試飲缶が出ます。おもしろいでしょ。