4月19日、午後2時。
菊美人の蔵から車で20分。
柳川市沖ノ端(おきのはた)、
北原白秋生家。
今日は、
白秋生家保存会評議員会。
白秋生家の中庭に
「からたちの花」が
咲いていました。
からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ
からたちのとげはいたいよ
青い青い針のとげだよ
からたちは畑(はた)の垣根よ
いつもいつもとほる道だよ
からたちも秋はみのるよ
まろいまろい金のたまだよ
からたちのそばで泣いたよ
みんなみんなやさしかったよ
からたちは
春に真っ白な花を咲かせ、
秋には金のたまのような実を
つけます。
写真のように、
からたちには、
するどい棘。
「からたちの花」は、
山田耕筰の貧しかった
幼少時代のノスタルジーを
白秋が歌にしたと
言われています。
与田準一編纂、
岩波書店発行の
「からたちの花がさいたよ」が
菊美人の
蔵書にありました。
残念ながら、
初版版ではなくて
1969年刊の第3刷。
同世代の北原白秋と、
山田耕筰のコンビは
「この道」「ペチカ」
「まちぼうけ」「あわて床屋」
など数々の童謡、
学校校歌を手がけています。
この写真は、おまけ。
先日のブログで高校時代の友人の
出てきた
歌集「橡(つるばみ)」の
初版本が
北原白秋生家に
展示されていました。
すにゃく会お疲れ様でした(というか、まだ2次会の真っ最中!?)
予告の橡の初版本の画像、拝見しました。想像していたよりは、
ずっとシックな装幀でした。作品の内容を愛する本の、初版本には
歴史の重みやありがたみを感じます。
そういえば、花の露の社長さんと 江崎くんが親しい(かつ高校の後輩)
という話を、件の共同研究者にしたところ、たいへん有り難がって
いました。本と酒と対象は違いますが、似たようなメンタリティかも
しれません。
関東の方の友人の誰かが、江崎くんの写真をみて
「あっ、白秋と同じ遺伝子が息づいている」
と評したものがありました。
一族の血というのは、やはり濃いもののようです。
今日は福岡までお疲れ様でした。
岡村君
コメントありがとうございます。
楽しい時間はあっという間。
定期的に友と会えるのはありがたいことです。
朱雀君、江頭君に感謝ですね。
今度は野田君、椎葉君とともに
小料理「桜」で飲みたいものですね。
江崎俊介
いつもコメント返しありがとう!
本当に 朱雀、江頭さまさまです。
桜の時期は過ぎましたが、小料理「桜」は年中花盛りでしょう。
是非 一緒に 一献を!
酒飲みてまことよろしといふひととまことよろしくのむがうれしさ (海阪より)
岡村君
コメントありがとうございます。
はい、是非、次回は「桜」にて。
それにつけても岡村君凄すぎる。
今度は「海阪(うなざか)」。
この白秋の歌知りませんでした。
折にふれ使えますよね。
このころは、長男の隆太郎も生まれていて、
白秋の生活も安定していて、
明るい歌が多いですね。
江崎俊介
先日のすにゃく会で、
このブログでのやり取りを普段から交わしているので、
「(岡村とは)久しぶりに会ったような気がしない」という実に
嬉しい一言を頂戴しました。
その時に脳裏によぎった歌です。
これからもよろしく!そして「桜」の方も寸暇を盜む
好機を窺いましょう。
岡村君
コメントありがとうございます。
そうです。
なんとか超多忙なみんなの時間を
調整して奇跡の時間をつくりたい。
明日から台湾に行ってきます(笑)。
江崎俊介