2018年5月。
九州筑後地方、
この時期は、麦が一面に実ります。
七十二候で言う
「麦秋至(ムギノトキイタル)」
の季節。
矢部川の土手から眺める田畑一面に、
麦の穂が金色になびく様は、
小さい頃から見てきた私の原風景のひとつ。
「麦秋」を調べてみると、
「麦の穂が実り、
収穫期を迎えた初夏の頃の季節のこと。
麦が熟し、麦にとっての
収穫の「秋」であることから
名付けられた季節」とあります。
(写真は、ここまで2018/5/20の写真)
そもそも「秋」という言葉には、
「四季においての秋」という意味と、
「事にあたって大事な秋(とき)」
という意味があります。
例えば「危急存亡のとき」の
「とき」は「秋」と書きます。
(下の2枚は、2018/6/3の写真)
四季の秋というときも
収穫の大事なトキ(秋)
という意味があるのでしょう。
今年の5月はいつになく、
東京出張が多い月でした。
飛行機の窓から見る筑後平野は、
麦焼の煙があちこちであがり、
白く煙っていました。
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