2012年
9月26日、水曜日。午後3時。
鹿児島市、
桜島を望む
「鹿児島城山観光ホテル」。
今日は「九州本格焼酎協議会
第69回通常総会」。
九州本格焼酎協議会は、
日本酒造組合中央会の中の組織。
日本での焼酎の事業・施策は
この会でほとんど決定・実行されます。
日本の本格焼酎業界の最高決定機関。
今日は、北部九州の酒蔵代表として
来賓でお招き頂きました。
弊蔵は焼酎製造していませんから、
総会は初の参加です。
会議は、本格焼酎と
混和焼酎の表示問題、
租税特別法87条の問題、
原料問題など多岐。
「桜島わが前にあり西郷も
大久保も見し火を噴く山ぞ」
海音寺潮五郎が歌ったのも、
むべなるかな。
城山ホテルでは、
噴火した桜島がお出迎え。
灰で目が痛い。
中学高校時代、
私は久留米附設で寮生活。
「ラサールの寮生には
灰掃除当番がある。
その点、お前達は楽なもんだ」と
寮監の先生から
言われたのを急に思い出した。
同期の会の写真などカミさんにみせると
「いつも江崎さんは、いい笑顔だね」
という言葉が返ります。
城山ホテルでの写真も渋いね。
表情そのものにも、内面の感情にも いろんな笑顔があるね。
岡村くん
コメントありがとう。
お褒めの言葉をありがとう。
このときは、桜島の灰が目に痛かった。
雄大な桜島を背にして嬉しかったのでしょう、
自然と笑みがでてますね。
江﨑俊介
いつも九州の美味しい焼酎をありがとうございます。
所で、私は東京の焼酎バーです。
現在東京の居酒屋等は安かろう悪かろうの価格破壊で安く安くしないとそれでも営業が厳しい店がほとん。
私の店は焼酎のみで営業していますが、余り私の店を利用したことがない人が来ると、焼酎の多さにビックリします。
今扱っている焼酎の種類は 300本位有りますが、今まで600種類は扱って来ました。
東京で問題は、良く人にアルコールは何が好きですか?と聞くと焼酎と言う人は多いです。焼酎は何を飲んでますかと聞くとほとんどがチューハイと答える人が圧倒的に多いのです。
居酒屋等に置いてある本格焼酎は2本3本位の所が圧倒的です。
ですから何を飲んでも同じじゃないかと言うお客様が何と多いことか、黒霧島があったらそれしか飲みません。ですから本格焼酎を良く飲む人、本格焼酎を本当に知っている人が余りにも少ないのです。
又 甲類、乙類はどう違うのか知っている人はほとんどが知りません。
それで誰でも焼酎が分かりやすいように名称を変えて頂きたくお願いしたいのです。
焼酎を分かりやすくするための提案として、本格焼酎は日本蒸留酒(第一級)甲類の焼酎は、日本蒸留酒(第二級)とかにすれば一般的にはとてもハッキリ分かりやすくなるかとおもいます。
私らは、焼酎と云う名称と甲類、乙類の名称は一般の人達 はほとん
ど知りませんから、焼酎を分かりやすく区別するために
1級2級と別けて欲しいのです。
どおか宜しくお願いいたします。
菊美人酒造株式会社の江崎俊介です。
この度は、ブログへのコメントありがとうございます。
根本様のおっしゃることよくわかります。
日本酒造組合中央会でも、これは話題になっています。
「甲類焼酎と乙類焼酎と言っても消費者にはその違いがそもそもわからない。」
「製造方法が違うものを同じ焼酎という名前で括るのおかしいのでは。
製造方法からいっても甲類焼酎は、焼酎でなくスピリッツに分類されるのでは」など、
議論されているところです。
残念ながら、各社の思惑がかならずしも一致するわけでなく、
なかなか調整がつかないのが現状です。
また、最近は、甲乙混和や乙甲混和の焼酎が、コンビニエンスストアなどで、
あたかも本格焼酎のようなパッケージで相当安い価格で売られている現状があります。
残念ながら、ビール会社が自分たちの首を絞めるかのように「ビール、発泡酒、第三のビール」と造ったように、
焼酎業界も「本格焼酎、乙甲混和、甲乙混和、甲類焼酎」と乱立しています。
その違いを、きちんと本格焼酎を造っている業者は、
丁寧に消費者のみなさんに伝える努力をしないといけませんし、
まだまだPR不足であるし、そのことが根本様の言う混乱を招いていると思います。
一級、二級という名称はともかく、消費者に誤認をまねくような現在の表現は問題です。
日本酒造組合において発言の機会があれば、根本様のご意見もあわせて、
焼酎の問題点を提案させて頂きます。
今後とも、本格焼酎に対し、ご支援どうぞよろしくお願いいたします。
私は、北部九州(福岡・佐賀・長崎)の酒造組合の会長を務めさせて頂いているのですが、
残念ながら、菊美人酒造は日本酒蔵で、焼酎は製造しておりません。
九州の日本酒も、味があってとてもおいしゅうございます。
是非、本格焼酎ともども、九州の日本酒もご愛顧頂けますれば幸甚です。
いささか長文になりました。お許しください。