2012年
4月8日、午後。
韓国、ソウル。
今日は仕事なしのオフ日。
夫婦二人でゆっくり観光。
世界文化遺産の
昌徳宮(チャンドックン)でのこと。
日本語ガイドさんから、
色んな話を聞く中で、
興味を惹くことがありました。
この昌徳宮(チャンドックン)の
宮殿の色彩を「丹青(タンチョン)」と
言うそうです。
赤、青、黄、黒、白が基本色で、
20年から40年に一度、
全て塗り直すとのこと。
「丹青(タンチョン)」の
「丹(タン)」は赤色のこと。
「丹」は日本語で「に」と読みます。
韓国の宮廷の色を表す言葉が、
「丹青(タンチョン)」。
青色と赤色。
日本の神社仏閣の色を
表す言葉が、
「あおに(青丹)」。
(蛇足となりますが、
奈良の枕詞「あおによし」も
ここから派生しています。)
日本と韓国の建物の色が
青と赤(丹)で語られることは、
色濃く大陸の影響を
受けている証左。
面白い発見でした。
(日本でも神社仏閣の色を
「あおに」ということは、
ガイドさんもご存じではなくて、
この話でとても盛り上がりました。)
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