2012年
5月18日、金曜日。
午後。
みやま市瀬高町上庄。
菊美人の蔵よりすぐ。
福岡県立山門《やまと》高校。
私の母の母校です。
山門高校は、
今年で創立100周年。
その記念事業として、
「先輩に学ぶ進路学習会」。
私の所属する
瀬高ライオンズクラブが
支援する事業。
山門高校出身の先輩たちから、
現役高校生に、
将来のこと、
仕事のこと、
人生のことを
語ってもらう試み。
パネリストの先輩たちは、
会社経営者、アナウンサー、
プロのミュージシャンと多彩。
高校時代やっていたこと、
思っていたこと、
やればよかったことなど
大いに語ってもらいました。
今は目標や夢を持つことが
本当にむずかしい時代。
「夢をかなえることはできるけど、
それを続けていくことこそが大切。」
とは、一人のパネリストの意見。
深く感じる一言でした。
棚田のあかりを眺めながら、この話題になったね。
ことに、Facebookのブログ紹介記事で書かれていた
『若者達に夢や将来のことを語ること、とてもむずかしい時代ですが大切なこと。』
は現地で聞いても心に残りました。素晴らしい舞台設定で、とてもいいお話を拝聴できました。
金太郎飴的な単純で画一的でわかりやすい成功モデルを掲げることができた時代と全く様相が違いますので、簡単に夢や将来を見つけることが若者は難しいでしょう。
しかし、苦労しながら見つけることができたら、オーダーメイド的なその人しかしみじみと味わえないような満足感の深い夢や将来を追うことのできる時代と言えるかもしれません。
これは楽観的過ぎる表現かもしれませんが・・・若さは悲観的な状況でさえ、突き抜ける力強さがあります。
岡村くん。
コメントありがとうございます。
最後の岡村くんの言葉、同感です。
「若さ」という突き抜ける力強さに期待したいものです。
江崎俊介
シニアの眼からみると、未熟な部分ばかり見てしまいがちだけど、
そういう若者ならではの良さの方をできるだけ見てあげるべきだし、
シニアの経験を活かして、いい方向へ伸びるように後押ししてあげられれば
最高です。
岡村くん。
コメントありがとうございます。
一番身近な若者は自分の息子のなるのですが、
いい方向へ本当に後押しをしてあげたい。
そのためには工夫と努力、それに並々ならぬ忍耐力が
必要なことを実感しています(汗)。
江崎俊介
学歴にしても、資格にしても、体力も鍛えるにしても どれも人生を切り拓く上での有力なツール・武器になるので、そういう方向に努力するのは大いに結構なことです。
でも、結局のところ 自分の身につけたツールをどう使うのかというところが、一番肝心なところだし、難しいところでもあるもんね。
正直言ってこの年になっても、自分自身に対してすら、その答はけっして明快でない部分を持っています。
自分自身がそういう体たらくなので、いくら我が子といえども、自分以外の人間を自信満々で力強く導くなんて、いくつになってもできそうにない(笑)
蔵開きの喧騷とは違い、棚田のあかりのイベントで、しみじみとした会話の輪の中に加わったカミさんが江崎くんの器量、見識の高さ、家長としてのあり方をとても誉めていた。
「いつまでも一人暮らし感覚のあなたとは大違いって(笑)」
岡村くん。
コメントありがとうございます。
常日頃、学生に接している岡村くんの言葉だから、
重いものがあるね。
例えは悪いけど、
水飲み場まで馬を引っ張ってはいけるけれど、
飲むのはその馬次第。
いつ、自分の使命に気づくかがポイントなんだろうね。
ところで、奥さんという人種について。
私の家内と岡村くんが話せば、
きっと岡村くんのことを
べた褒めすると思いますよ(笑)。
江崎俊介