2012年
2月5日、日曜日。
午前10時。
菊美人の蔵、
槽場《ふなば》にて。
今年の初しぼり。
いよいよ酒が
できあがります。
第一号の新酒は、
福岡県産の酒造米
「夢一献」70%精米の
本醸造酒。
「しぼりたて新酒」
になるお酒です。
仕込蔵《しこみぐら》の
タンクから
ポンプで送られてくる
醪《もろみ》を
杜氏たちが酒袋を持って
待ち受けます。
酒袋に真白な醪《もろみ》が
満たされ、
槽《ふね》の中に
積み上がります。
酒袋を一回折りたたむだけで、
酒がもれません。
積み上げていくのは
熟練の技。
冷たい酒で、
手はかじかみながらも
黙々と作業は
待ったなしで続きます。
製造チームの
その作業の様は、
芸術的でさえあります。
まず、醪《もろみ》は
自らの重みで、
澄み切った酒となって
酒袋からしみでます。
それが、
槽《ふね》の先端にある、
樋の口《ひのくち》から
出てきます。
黄金色の一番搾り。
そののち、
圧力をかけていき、
2日にわたって搾ります。
新酒のできあがりです。
今年もおかげさまで、
菊美人ができあがりました。
天に感謝。
地に感謝。
人に感謝。
涙がでるほど、
おいしい。
自然の恵みと自然の摂理を人間の知恵と努力で享受する
まさに神が宿った仕事ですね
美味しい訳です
image様
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、自然に対して、
人間が大きく関わっているとこころが
日本酒の醍醐味です。
蔵びらきお待ちしています。
江崎俊介
明日はお世話になります。
よろしくお願い申し上げます。
吉開のかまぼこ様
コメントありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。
菊美人の蔵びらきは、
かまぼこがおいしいと評判です。
江崎俊介