10月26日、水曜日。
午後3時半。
山口県新山口駅前、
山口グランドホテル。
今日は、
福岡県、広島県、山口県の
酒類卸業界の会議。
3県のビールを中心とする、
酒類の市場安定の会議。
福岡県の南部地区の
酒類卸会社を代表して出席。
酒類の市場安定は、
業界の永遠の課題。
特に県境ではどうしても、
価格がみだれがちです。
さらに酒類の小売の自由化が
最近はすすんでしまって、
スーパーマーケット、
ディスカウントストアはもちろん、
ドラッグストアさえ酒類を売る昨今。
否が応でも、ダンピング合戦に
なってしまいます。
なんとか、値崩れをおさえないと、
日本の酒文化はなくなってしまう。
悪貨が良貨を駆逐するのは、
古今東西を問わないのでしょう。
なんとも嫌な世の中です。
さて、山口県は、
種田山頭火を輩出。
駅前には、山頭火の銅像が
ありました。
「分け入つても
分け入つても 青い山」
「まつすぐな道で さみしい」
などの昭和初期の
自由律俳句の第一人者。
造り酒屋で、
早稲田大学の出身。
なんとも私と
よく似た境遇です。
この山頭火、
神経衰弱、酒癖が悪くて、破産、離婚、
得度するも自殺未遂。
なんとも数奇な人生を歩みました。
「どうしようもない
私が歩いてゐる」
白秋にせよ、子規にせよ、この山頭火しかり、
創作の人は、生き方が壮絶。
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