プライベートなことですが、
汗っかきです。
現在、育ち盛り(横に)に加え、
大のサウナ好き。
とても代謝がよくて、
ちょっと暑いだけで
すこぶる汗をかきます。
よって、私の夏(年中!)の
お出かけ必須アイテムは、
扇子となります。
造り酒屋です。
扇子も粋なものを
揃えたい。
毎年、京都の
宮脇賣扇庵のものを
選んでいます。
今年はちょっと
めずらしい図柄。
京都祇園祭にちなんだ限定品。
祇園祭の「蟷螂山
(とうろうやま)」の扇子。
通称、「かまきり山」を描いたもの。
蟷螂山(とうろうやま)は、
昔から人気のある山。
洛中洛外図にも描かれていますし、
唯一のからくり山です。
山が動くと、山の上の「かまきり」
が連動して動きます。
なぜ「かまきり」なのかというと、
「蟷螂の斧をもって
降車のわだちを防がんと欲す」、
自分の力をかえりみず大敵と戦った
勇敢さを賞賛した故事に由来。
足利軍に挑んだ
四条隆資の武勇を意匠して、
蟷螂山ができたとのこと。
絵師による
手描きの扇子ですから、
同じものはありません。
裏は、袋にはいった
笛が描いてあります。
あおぐと品のよい
お香の香りがします。
暑い夏、
風流に涼しげに、
乗り切りたいものです。
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