2011年元旦、土曜日。
早朝7時半。
大晦日の雪も残って、
元旦の早朝。
雪が積もりました。
元旦で、みんな朝は
ゆっくりなのでしょう。
道路には一台の車の
わだちがついているだけ。
矢部川の土手から、
菊美人の蔵と煙突。
蔵も雪景色になりました。
みなさま、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
矢部川を瀬高橋から
望みました。
北東の空が、
ほのかに青空。
今日はいい天気に
なるのでしょう。
下流からの、
瀬高橋の写真。
自宅の中庭、
古田織部の灯籠にも、
マンリョウにも
雪が積もっています。
皆様のおかげをもちまして、
本日、このブログ
400号となりました。
400号が、偶然にも
2011 年の元旦に
達成できるのもなんか、
私、おめでたいというか、
運がいいというか(笑)。
昨年の4月から、
毎日欠かさずブログを
アップすることができました。
「ブログ見てるよ」、「よく飲み食いしてるね」、
「太るはずだよ」などの皆様からの
暖かい励ましの声に支えられて、
褒められると伸びるタイプの私。
楽しくブログ続けることができました。
最近は、毎日の平均アクセス数も450件。
これからも楽しいブログ発信していきます。
日本酒製造業を、全酒類卸売販売業を
天職として、今年も頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。
あけまして おめでとうございます
情熱と執念(?)での毎日ブログ!お疲れ様でした。「継続は力なり」の言葉が持つ意味を実感されていることと思います。
しかし、読み手は楽しみにしていますので、今後とも頑張ってください!
お年賀状、お心遣い、ありがとうございました。負担をかけました。でも、嬉しかったです。ありがとうございまいした。
今年もよろしくお願いします。
ヨンジュンミエコ様
今年第一号のコメントありがとうございます。
まさにおっしゃるとおり、
情熱三割、執念七割のブログ(笑)。
どこまで続くかわかりませんが、
今年もよろしくお願いします。
江崎俊介
同期の岡村です。
日々継続されていることに 頭が下がります。
今年もときどきは書き込むのでよろしくお願いします。
菊美人のさらなる弥栄を祈念して 新酒にちなむ句を
青木月斗(子規の高弟の1人)の句から
新酒の火入り と題して
酒藏の蝙蝠も醉ふ火入れ哉
§ ブログでも書かれていたように季節違いですけどね(笑)
(新酒のできあがりではなく、”火入れ”の時点で評価するからそうなるんだね)
そして極めつけは、ご親族の1人でいらっしゃる北原白秋の「雀の卵」より
鳰鳥《にほどり》の葛飾早稲の新《にひ》しぼりかたむけ笑《ゑ》らぐ冬ちかづきぬ
鳰鳥《にほどり》の葛飾早稲の新《にひ》しぼりころもに換へむいざや酔はしてな
(これらの歌は、賀茂真淵の
「鳰鳥の葛飾早稲のにひしぼりくみつつあれば月かたぶきぬ」
という歌を意識した作品です)
岡村様コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
青木月斗ですか。すばらしい。
酒蔵に蝙蝠って、
実は私が幼い頃はよく見かけていました。
酒蔵は幼い子どもにとっては、
とても怖かったことを思い出しました。
そして、白秋の「雀の卵」ですね。
「雀の卵」からの歌が書かれた白秋、直筆の色紙、
数日後の私のブログに登場します。
「新しぼり」で「にひしぼり」ですね。
とてもいい言葉ですね。この歌知りませんでした。
ありがとう。酒の名前に使ってみようかなぁ。
江崎俊介
新しぼり という言葉の響きは、僕も好きです。
会心作の新酒だとか 限定版のお酒とかに 附与なさったら、
白秋氏もきっと草葉の蔭から 大いにお喜びになるような
氣がします。
(白秋氏が 父母、弟・鉄雄氏<阿蘭陀書房やアルスを
経営>を始め、親族に深い情をお持ちだったのは 作品上からも
ひしひしと感じられる事實ですから、歓びも一鹽ではなかろうかと!?
勝手に想像を膨らませました。)
白秋氏の姻戚者が、友人にいるよと言うと、文系筋の人からは 目を円くして驚かれます。意外にも、ご当地に近い福岡よりむしろ、関東圏でね(笑)
末筆になりましたが、本年もよろしくね♪
蔵開きをカミさんがとても楽しみにしています。
酒もだけど、あのふかした お饅頭がえも言われず 好きなんですと。
岡村くん
コメントありがとうございます。
アルス社ご存じですか。
柳川の大火のあと、造り酒屋の再興ならず、
白秋を頼って、北原一族は上京。
そこで、白秋の著作を中心に、
出版社を設立。それがアルス社です。
美術誌の老舗「アトリエ社」も設立しています。
再び、文芸界で北原一族は再興しました。
北原一族の歴史は、没落と栄光。
九州の辺境、柳川から身を立てた北原家。
親族の絆はとても強かったと聞いています。
それと、蔵開きお待ちしてます。
今年は2月20日です。
江崎俊介
とても素晴らしい御身内の話題提供、心よりありがとうございます。
蔵開き、しっかりカミさんにスケジュ-ルの首根っこを 早々に押さえられました。
僕自身もとても楽しみにしています。
情報ありがとうございました。
岡村くん
コメントありがとうございます。
2月20日、蔵開き
奥様とご一緒においでください。
江崎俊介
気になって”アルス”の語源を調べてみました。
ラテン語のarsが、英語のart、藝術のルーツとなる言葉でもあり、たぶん間違いないでしょう。
雀の卵の大序で
「芸術家が自己の芸術の為に苦しむのは当然である。その苦しみが如何ほど深くとも、それはしかくあるべき事で、それは些《いささ》かも矜《ほこ》りとす可きでは無い。」
と書いた白秋氏にふさわしいネーミングでもありますし・・・。
> 「雀の卵」からの歌が書かれた白秋、直筆の色紙、
数日後の私のブログに登場します。
# はい、心待ちに楽しみにしています。
母方の祖父の影響か、理系人間でありながら、ars は文芸のみならず、絵画だとかも含めて 鑑賞するのは好きです。
岡村くん
コメントありがとうございます。
ARSってラテン語ですね。
調べてみましたら以下のことがわかりました。
「アルス」社は、大正6年、白秋32才の時に、
弟、鉄雄が阿蘭陀書房を他人に譲って、創立しています。
実は、その前、30歳の時に、阿蘭陀書房から
文芸雑誌「ARS」を創刊しています(顧問は鴎外と上田敏)。
その、文芸雑誌「ARS」の編集手記で、白秋は、
「羅甸語ARS(芸術)を以て本誌の題号とした。石井柏亭氏の発案である。」と
書いています。
(石井柏亭は、明治42年、24才のとき創刊した邪宗門の装丁と挿絵を
担当していますし、その後の美術誌アトリエにも参画していますので、
親交が深かったようです。)
まさに岡村くん指摘のように、ラテン語からとった名前であり、
それが、洋画家、石井柏亭の提案というのがおもしろい。
うーむ、とても興味がわく話ですね。
また、「雀の卵」の大序、読んでみました。
「大序」というだけあって、とても長い序文。
それだけ、「雀の卵」に対する思い入れが強かったのが
見て取れます。
「命がけ」だったとも言っていますし、
最後は「生きてゐてよかつた」とも書いています。
まさに壮絶な白秋の創作活動がみてとれますね。
岡村くんのおかげで勉強になります。
ありがとう。
江崎俊介
すぐさま原著に當れる環境が、極めて文化的と感じ入りました。
ご子息はおろか 末代まで こういう家風は大事にして欲しいなぁと 老婆心ながら、思いました。
こちらの方こそ、おかげで 郷土の偉人について、とてもいい(江崎くんからでなくては得られない挿話の数々も寶石のようで)勉強・経験をさせていただいています。
”命懸け”という言葉は こと白秋氏に於ては、決して誇張でないと思っています。沢畑・愛林館館長(彼のブログでのやり取りで)は ”言葉(表現)と格闘している”という名言を吐いてそのあたりの機微を喝破してくれました。
同じく大序の
「風流が風流に了らず、真に自然に還つて、一木一草の有るが儘におのれをその中に置く、さうした自然に任せた、あなたまかせの境地こそ真の芸術では無からうか。」
も、言葉にこだわりに こだわり抜いた白秋氏の言葉だけに ずしりと重く、とても気に入っています。
岡村くん
コメントありがとうございます。
昔から、父に白秋は勉強しておきなさいと言われていながら、
親への反抗心からか、せずにいたのを、
今になって悔やんで勉強し始めています。
思い立ったときに勉強がすぐできるような
文献が豊富にある環境は本当にありがたい。
岡村くん、いいアドバイスありがとう。
今の環境を子ども達に残せる努力をしますね。
この白秋についての岡村くんとのやりとり、
とても勉強になりました。
やりとりの中で、今後のヒントになるようなことも
ありましたので、いくつか調べてみて拡げてみたいと
思ってます。ありがとう。
江崎俊介