いよいよ秋が
深まってきました。
菊美人の蔵も、
日本酒の最盛期、
お歳暮、年末の出荷を
控えて忙しい毎日。
一方で、
杜氏をはじめとする、
製造チームは
「秋洗い」がはじまりました。
「秋洗い」とは、
酒造りを控えて、
酒蔵の道具、設備すべてを、
洗浄、点検する重要な作業です。
今年は11月1日から12日まで
12日間にわたって「秋洗い」。
一番上の写真のように、
まずは、御神酒を頂きます。
2番目の写真は、
昔ながらの木桶の
「たが」を調整しているところ。
3番目の写真は、
釜場の様子。
今年は、釜場の
整備も行いました。
杜氏みずから手直し。
これが、大釜です。
この上に「せいろ」をのせて、
お米を蒸します。
大釜を設置する、
土台から手直しを
行いました。
きちんと
完成しました。
これは、
酒袋を日向干ししている様子。
菊美人は、
すべてこの酒袋を使って
手積みで搾ります。
酒袋がこのくらい広がると
壮観ですね。
この日はとても天気が良くて、
一日で日向干しは終了。
麹室の
麹米を置く台も、
日向干し。
麹室の中の
ものはすべて、
柿渋を塗って殺菌。
木桶もきちんと清掃。
結構な数、木桶もあります。
今年は、
「秋洗い」の期間中、
とてもいい天気に恵まれて、
作業もスムースに。
お酒を搾る場所、
「槽場(ふなば)」も整備。
菊美人は、普通酒も
すべてこの槽場で、
酒袋を使って搾ります。
手間をかけてやれば、
必ずおいしいお酒になります。
12日間、杜氏をはじめ、
製造チームお疲れ様でした。
これで、酒造り準備万端。
今年も酒造りの季節がやってきたんですね。
酒造場では朝早くから冬の寒空に湯気が立ち上っている
光景が昔はあちこちに見受けられました。
良いお酒ができますように。
image様
コメントありがとうございます。
応援ありがとうございます。
世の中が不景気の中、
こうやって、今年も酒造りができることに
感謝しています。
いい酒造りに頑張ります。
江崎俊介