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東京雑考、暑いということ   東京ビッグサイト(4)

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8月17日、夕方6時。
東京、お台場、ゆりかもめ。

居酒屋産業展を視察後、
新橋駅まで、
臨海線ゆりかもめで移動。

写真は「ゆりかもめ」の車両最前部。
写真右の人は乗客。
運転手も車掌もいない無人自動運転。

不思議な感じの電車。







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実は昨日、福岡でゴルフでした。
日陰に入るとサーッと吹き抜ける風が
心地よかった。

「お盆が過ぎると風が変わるね」と
同伴競技者と話していました。
暑い日でしたが「涼」を感じました。

次の日の東京。
日陰に入っても、
下から湧いてくる
逃げ場のない暑さ。








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車窓を眺めながら、
つらつらと、考えました。

「青菜」という、
夏の落語の定番があります。

その枕によく使われるのが、
大田蜀山人(しょくさんじん)。
狂歌の歌人。

蜀山人に
「暑いということは
どういうことか」と、弟子が聞く。







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蜀山人曰く、

「西陽射す(にしびさす)
九尺二間に(くしゃくにけんに)
ふとっちょの
背なで子が泣く
ままが焦げつく」

と答えたそうです。

その情景を想像してみると、









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「長屋住まいの家に帰ってみると
残暑の西陽が家の中まで
入り込んでいて、外より暑い。
家の中では、太ったかみさんが、
背中に子供を背負って、汗を
滴らせて夕飯をつくっている。
背負われた子供も暑さで、
火のように泣いている。
ご飯の焦げる匂いまでしてきた。」
といった具合でしょうか。

これは、たまらなく暑い。







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こんなことを思い出させるくらいの
東京の暑さ。

この日は、夜になっても、
暑さはとうとう引きませんでした。

常宿の近くの立ち喰い寿司屋で
冷やを一杯。

まだまだ暑さが続きます。

次回は「涼」を運ぶ
ブログを書きます。

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