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黒糖焼酎「長雲」   鹿児島県、奄美大島見聞録(3)

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6月25日、金曜日。13:30。

「ひさ倉」で、けいはんを頂いた後、

黒糖焼酎「長雲(ながくも)」の

醸造元、山田酒造を訪れました。
















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長雲(ながくも)の名前の由来は、

山田酒造のある一帯が、長雲山系。


その長雲山系の伏流水で

酒造りをしていることから、

命名されたそうです。














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山田隆博専務にお話を伺う。

歓待を受ける。


奄美大島では一番小さい蔵元。

ご両親と専務ご夫婦4人で

造っておられる蔵。














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小さい蔵元ということで、

こだわって造られている。


簡単に手に入れることができない、

希少価値のある酒として、有名。


欲しいと言っても

取引先が決まっていて、

なかなか、わけて頂けない

黒糖焼酎です。










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黒糖焼酎は、昭和28年に

奄美群島がアメリカ統治下から

日本に返還されたときに、

当時の大蔵省から、

奄美群島のみで、黒糖を使用しての

焼酎を造ることを許されました。


故に、山田酒造も昭和28年創業。










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黒糖の原料はさとうきび。

さとうきびを搾って、

煮詰めたものが、黒糖です。


黒糖焼酎は、その黒糖を使いますが、

米こうじを使用することを

義務づけられています。


さとうきびが原料ですが、

米こうじを使うことが、

ラムとの大きな違いです。

おわかりになりますか。







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米こうじをつかうことによって、

より深みのある

味わいになるそうです。


製造は約三週間程度。

できあがった黒糖焼酎は、

貯蔵タンクや樫樽の中で

数年の熟成を待ちます。


ちなみに、黒糖で造りますが、

焼酎ですので、糖度はゼロです。

やわらかな風味が特徴です。






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試飲のときに、
出して頂きました。
左側は、ゆで卵の酢漬け。

生まれて初めて食べました。
酢がきいていておいしい。
2週間ほどもつ保存食です。

右上は、黒糖。










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やはり、
奄美大島でも
お酒の神様は、
松尾大社です。
















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山田専務を囲んでの
記念撮影。

貴重な体験をすることが
できました。
ありがとうございました。

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