2月27日(土曜日)、
福岡市平尾、
「中村調理製菓専門学校」。
一週間ほど前、「中村調理
製菓専門学校」様より、
プロ対象の講習会の案内。
題名は「日本料理と日本酒」。
どんな講習会か興味津々。
時間を無理矢理こじ開け、
速攻申し込む。
「中村調理製菓専門学校」の
中村哲校長からは、
一度、九州の酒造の若手の会で、
料理とお酒についてご講演も
頂いている。
写真は、今回の責任者の百留氏。
日本酒は日本酒学ではなく、
日本酒道だとのこと。同感。
百留氏が今回中心となって、
日本料理を供出して頂く。
次に、講師は、
住吉酒販の庄島健泰氏。
売り手から見た、
「日本酒との料理」についての考察。
特に甘味、酸味、渋味、苦味
についての考察は、同感したり、
なるほどと目からウロコの話など、
興味深かった。
その後、百留氏の「日本料理」と
庄島氏がコーディネートした日本酒
との実際の食事会。とても贅沢。
食前酒として、「山の壽 大吟醸」。
さわやかな冷たい口当たり。
酸味が無くスッとキレていく。
若干のニガミが生ウニと合う。
吸い物に、上と同じ「山の壽 大吟醸」を
38度のヌル燗で飲む。同じ酒だが
ヌル燗だとガラッと表情が変わる。
ボディが現れてきて、ニガミとコクが増す。蛤に旨い。
お刺身に「若竹屋の座、純米」の45度の燗。
きれいな純米。酸と甘味のバランスが良い。
もう一本は「独楽蔵 無農薬山田60純米」の38度燗。熟成の香り。飲むとファーストアタックでボディが来る。
焼き物に「庭のうぐいす 純米吟醸生酒」を冷酒で頂く。
新酒なのだろう。
麹バナと吟醸の香りが混然となって面白い。
塩味の魚とサッパリ感がうまくマリアージュ。
煮物に「三井の寿、栄田 純米吟醸」を45度の熱燗。
純米吟醸といいつつ、香りは抑えめ。
アーモンドの香りがあって、食事に抜群に合う。
酒自体に酸味、甘味、ニガミなど
色んな味があっておもしろい。
デザート(イチゴと練乳アイス)に「花の露 生酛」を冷酒で頂く。
生酛造りでかつ、18か19BYのお酒のような気がした。熟成がすすんだ酒。単独で飲むと好き嫌いが別れそうだが練乳アイスのバニラの風味と合う。
ついには、酒をかけて頂く。燗を付ければより熟成の香りがして酢豚などに合う気がした。
百留氏の日本料理は勿論でしたが、
庄島氏のマリアージュ素晴らしかった。おいしゅうございました。幸福。
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