前日のブログ前半より続く。
この万里の長城、圧巻でした。
一体どこまで
続いているのでしょうか。
言葉で簡単に9000KMと言いますが、
実際にやってきてみると、
東西に果てしなく、
肉眼で見えぬところまで。
「史記」にあるように、
秦の始皇帝、
漢の武帝が匈奴との
戦いで築き始めた長城。
2300年前のことです。
日本は弥生時代、
お米初めて食ったーって頃ですよ。
肥沃な大地を求めて、
北の騎馬民族が南下する。
古くは匈奴、北周、
突厥、ウイグル、
遼、西夏、金、蒙古、元と
漢民族が、北の脅威と
戦い続けた
2000年の歴史です。
この長城、
西暦1300年頃の、
明の時代に大半は
造られたようです。
しかしながら、
この地に立つと、
2300年前の
秦の蒙恬(もうてん)、
漢の霍去病(かくきょへい)、
匈奴の冒頓単于(ぼくとつぜんう)が
今にも現れそうな錯覚に。
張騫(ちょうけん)は、
ここを超えて、
大月氏(西アジア)を目指しました。
世界遺産、
万里の長城。
嗚呼、
来てよかった。