月の光が花や食事を美しく照らし出す静謐な時間を思い描きました。

口に含むと広がるりんごやライチなどの重層的な香りは、晩餐の幕開けにふさわしく、
きめの細かな味わいとすっきりとした後味が 深まる夜に彩りを添えます。

伝統的な「槽しぼり」で、もろみ(酒のもと)を入れた酒袋を重ね、じっくりと圧力をかけて丁寧に搾りました。雑味が少なく奥深い味わいが生まれました。

菊美人 大吟醸 月映 TSUKUBAE
しぼり
槽しぼり
特定名称
大吟醸
原材料
米、米麹、醸造アルコール
米の品種
山田錦
精米歩合
三割五分
アルコール分
16度
内容量
16度
出荷時期
通年
飲み方
冷酒

のし・手渡し用袋は購入画面の「ギフトラッピング」でご選択いただけます。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

由来 Story of sake

月は東の竹藪越しにのぼる。この十三夜にはちやうど若山牧水君夫妻が末子の富士人君を連れて見えてゐた。
主客は階上の書斎の東の窻寄りに食卓を囲んだ。誰からも月が見えるやうに対つて、室内をやや暗くして置いたものである。
卓上の青磁色の花瓶には淡紅のこすもすと淡紫の羯皷薊とが清楚な秋の色を白いテーブルクロースへ影をうつした。
友と私とはそこで酒杯を挙げた。妻と妻ともナイフとフオクで月の光をあさつた。

北原白秋「竹林の十月」

北原白秋と若山牧水は美しい月夜に誘い合わせ、互いの家族と食卓を囲んでいます。

月明かりに照らされる花や食事を楽しむことは、華美に飾り立てた晩餐とはまた違い、ささやかな魅力に溢れています。

この一瓶が何気ない一日に特別なひとときを生んでくれることを願い〈月映〉と名付けました。

受賞歴 The Awards

2024年 9月 福岡県酒類鑑評会 金賞
2020年 11月 福岡国税局主催酒類鑑評会 金賞
2019年 9月 福岡県酒類鑑評会 金賞
2018年 9月 福岡県酒類鑑評会 金賞

造りの
 こだわり
Feature

理想の酒質を得る小仕込み

小さなタンクで少量の酒を仕込むことで、酒造りの鍵である温度を繊細にコントロールできます。

少量の酒に通常よりも多くの人手を要する小仕込みは、生産性の高い方法ではありませんが、より良い味わいを求める菊美人らしい仕込みです。

奥深い味わいを生む
槽しぼり

お酒のもと(もろみ)を詰めた酒袋を、槽(ふね)の中に一つ一つ丁寧に手積みします。

一般的な搾り機のように強い圧力をかけてお酒をしぼりきることはできません。はじめに流れ出る雑味が少なく理想の味わいを満たしたものだけを採用しています。

新鮮さを守る低温瓶貯蔵

空気に触れるタンクでの貯蔵はしていません。しぼり終わるとすぐに瓶詰めし、常に-5℃に保たれた冷蔵倉庫に貯蔵します。

時間の経過による味の変化を最大限抑え、最も香味が整った状態でお届けすることができます。

菊美人 大吟醸 月映 TSUKUBAE

月の光が花や食事を美しく照らし出す静謐な時間を思い描きました。

口に含むと広がるりんごやライチなどの重層的な香りは、晩餐の幕開けにふさわしく、
きめの細かな味わいとすっきりとした後味が 深まる夜に彩りを添えます。

伝統的な「槽しぼり」で、もろみ(酒のもと)を入れた酒袋を重ね、じっくりと圧力をかけて丁寧に搾りました。雑味が少なく奥深い味わいが生まれました。

のし・手渡し用袋は購入画面の「ギフトラッピング」でご選択いただけます。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。