菊美人酒造

酒飲みについて考えた  お酒の学校11期生同窓会

R0015810.JPG

10月28日、金曜日。夜7時半。
福岡市中央区大名、
醸造酒場アジート。
 
今日はお酒の学校11期生の同窓会。
蔵元も5名参加。
 
最近は福岡の日本酒をおいてくれている
飲食店、バーが着実にふえてきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

R0015812.JPG

私たち蔵元が講師をする「お酒の学校」は、
日本酒の学校ですから、
乾杯も日本酒。
よしんばビールを飲むにしても、
それは日本酒を飲むための
「和らぎ水(添え水)」がわり(笑)。
 
徹頭徹尾、日本酒です。
 
この会、女性の会ですが、
ある意味、潔くて男らしい。
 
 
 
 
 
 
 

R0015813.JPG

同じ酒を酌み交わすことは、
とても楽しいこと。
どうしても飲み過ぎることになります。
 
先日のブログで紹介した
種田山頭火」は泥酔の詩人。
 
山頭火は自分が酔う過程を、
まず、ほろほろ。それから、ふらふら。
そして、ぐでぐで。ごろごろ。
ぼろぼろ。どろどろ。」と表現します。
ものすごく納得。笑えます。
 
 
 
 
 
 

R0015814.JPG

山頭火が日本の泥酔詩人とすれば、
中国では「李白」が比肩。
 
三百六十日
  日日酔如泥(日々酔いて泥の如し)」との
五言絶句の一節、人生捨ててる(笑)。
 
一斗百扁」、一斗の酒を飲む間に
百の詩ができると言いますから、
一合飲むたびに一つ詩ができあがる寸法。
 
 
 
 
 
 
 
 

R0015811.JPG

そりゃそうです。山頭火李白も、
泥酔がもとで死んでいます。
 
酒は心を溶きほぐすクスリ。
 
良薬か、劇薬かはその人次第。
 
山頭火の言う「ほろほろ」くらいが、
私たち凡人には、いいのでしょうね。