8月6日、土曜日。お昼前。
北京市内。
朝8時から、
天安門広場、紫禁城、
そして景山公園。
延々歩き続けました。
景山公園の山頂から、
下山してみると、公園の前は、
相変わらず大勢の人たちで
ごった返しています。
とてもタクシーを
つかまえることなど無理。
地下鉄乗り場まで、
歩くことを決意。
約1時間は歩くことになります。
そこへ、おっさんが、
自転車の荷台に乗れと
言ってきます。
足も疲れていましたし、
つい、
まあいいやと思って
乗ることに。
紫禁城外の、
フートンの通りを
通りながら
天安門広場の地下鉄駅まで。
フートンとは、
「胡同」と書きます。
北京の昔の街並み、
庶民の住宅街のこと。
今なお、
平屋の路地が雑然としています。
自転車が移動手段。
門の中には、
何世帯も住んでいます。
覗き込むと、
本当に怖い感じ。
浅田次郎の「蒼穹の昴」、
李春雲(春児=チュンル)の
京劇の師匠が出てきそうです。
アヘン吸ってても
おかしくない。
このフートン、
北京の近代化とともに
どんどん有無をいわせず
取り壊されています。
光と影を見たようです。
さて、天安門広場の地下鉄乗り場
付近のようです。
人通りの無いところで
降ろされました。
やられました。300元の請求。
日本円で、5000円。
ちゃんと、価格表まで作っています。
おそらく、タクシーだったら、30元。
わからない言葉でまくしたてます。
なんとも嫌な感じです。
やれやれ。
初のボッタクリ。
みなさんも、
北京の自転車タクシーには、
要注意。