秋田県研修出張の前日、
12月13日の夜。
年末のご挨拶も兼ねて、
一人で西中洲の
小料理「桜」へ。
この看板の「桜」は、
柳家小三治師匠の筆。
これは、きょうの
私の敷き膳に書いて
あった言葉。
「ゆきくれて
師走となりぬ 畦の花」
時節に詠んだ、ご自分の句を、
おかみさんが敷き膳に
したためてくれています。
このお店に来る
楽しみのひとつです。
この日は小料理「桜」、
自家製の名物
「めんたいこ」を肴に、
菊美人の特別純米酒を
熱燗で頂きました。
さて、その3日後、
おかみさんより
お店を訪れたことへの
お礼の手紙が届きました。
「年の暮れ うれしきことのみ 書きとめて」
おかみさんの句。とても感動しました。
私自身が知命に近い年齢になり、
父や母が高齢になって、一族や、
また地域や会社でも否が応でも、
大黒柱として、いろんな問題に対応しないと
いけない事が、今年は特に多かった。
「街は聖夜のために飾られて
まるで宝石箱の中にいるみたいです。
悲喜こもごもながら今年も暮れてゆきますが
いろいろな方とのご縁の有り難さをを
身にしみて想っております。心から感謝です。」
手紙の内容も引用させて頂きました。
とても素敵な言葉ですね。
この葉書を読んで、自分自身が、
うれしかったこと、
楽しかったことを励みに、
元気に一年過ごさせて頂いたことを
実感できました。
小料理「桜」
福岡市中央区西中洲3-11-1F
092-724-6013