2013年1月某日。
長く愛用していた
デジタルカメラが壊れた。
2010年の秋に買ったリコーのCX4。
当時、カメラのキタムラで31,000円。
マルチショット機能で夜景もきれいだったし、
料理を撮す接写はデジカメとは思えないほど、
秀逸だった。
スイッチを押しても、
モーター音はすれども、
レンズは引っ込まないし、
電源も入らない。
このブログも、このカメラが
ほとんど撮してきた。
私にとって、
とても思い入れのあるカメラ。
修理代金が22,000円。
最新機種のCX6が16,000円。
新品に買い換えた方が安いという、
さほど驚かなくなってしまった不条理。
いかんともしがたく購入を決意。
『枕草子』第七十二段で清少納言は、
「毛がよく抜ける銀の毛抜き」を
「ありがたきもの(めったにないもの)」と
表現したけれど(笑)、
いつも携帯していたCX4は、私にとって、
めったにないもの、
とても「ありがたきもの」だった。
今までありがとう。
そしてCX6、大切に使います。
追記:リコーのCXシリーズは、
先月2012年12月で
終売となってしまいました(泣)。
多くのファンがいたはず。
発売の再開を願っています。