2016年2月4日、立春。
菊美人の蔵にて。
ついこの前まで
「おめでとうございます」と、
新年の挨拶をかわしていましたのが、
あっという間の、今日は立春。
七十二候では、
「東風凍を解く
(はるかぜこおりをとく)」季節です。
「東風」は「こち」とも読みますが
(「こちふかばにほひおこせよ梅の花
あるじなしとて春な忘れそ」は菅原道真)、
この場合、「はるかぜ」と読ませています。
もともと「東」は「はる」という
読み方があります。
白秋の長男、隆太郎さんの奥様で、
白秋研究の第一人者でもある方の名前が
「北原東代(はるよ)」さんであることを
思い出しました。
はる(春)の風は、
東からの風ということなんでしょうね。
春の訪れとともに、蔵には新酒の香り。
楽しい季節になりました。