2012年
5月28日、月曜日。午後。
菊美人の蔵から歩いて10分。
矢部川の土手より、西、
柳川市三橋町を望む。
秋にはダイズが
植えられていた畑には、
麦がしっかりと
黄金色の穂を実らせました。
今の季節は、二十四節気では、
「小満《しょうまん》」。
物の本によると、「小満」とは、
日ごとに上昇する気温に合わせ、
万物の成長が著しい時期。
あらゆる生命が天地に
満ち始めるということ。
やがてくる梅雨を思うと、
今の季節が一層大切に
思えてきますね。
その「小満」を三つに分ける
七十二候では、
まさに今の時期
(5月31日〜6月4日頃)
が「麦秋至」。
「むぎのときいたる」と読みます。
よくこの季節を
「麦秋(ばくしゅう)」といいますが、
この「秋」は、
麦が一面に黄金色になって
季節が秋のようになる
ということではないようです。
「秋(とき)がきた」、
「危急存亡の秋(とき)」
というときに使う「秋」で、
麦が収穫のとき(秋)を迎えた
ということ。
日本語は楽しいですね。
梅雨を目の前にして、
農家のかたたちは、
短い晴れの日を狙って
麦の収穫に追われます。
田畑を広く持っている
うちの工場長も
麦の収穫で、
今日は休暇届。