２０１２年
５月１９日、土曜日。
午後６時半。
熊本県水俣市久木野。
寒川の棚田。
今日は、年に一度の
イベント、
「棚田のあかり」。
寒川の棚田は、
『日本の棚田百選』にも
選ばれています。
昨年は生憎の雨。
そして、あろうことか
苦心して撮影した写真の
データを全て消失。
もう一度、来年おいで
ということかと、
菊美人の蔵から車で２時間半。
祖母、大叔母の
七回忌法要の後、
やってきました。
この「棚田のあかり」。
仕掛け人は、
水俣市、久木野にある
ふるさとセンター「愛林館」の
館長、沢畑亨氏。
高校時代の友人。
700枚の久木野の棚田に、
2,000個の
たいまつが灯されます。
今年は、山の斜面に座って
眺めることができました。
高校時代の友人、
岡村和彦君ご夫妻と遭遇。
写真は、左から岡村和彦くん。
沢畑亨館長。
暗くなるにつれ、
山の稜線が
際立ってくる様は、
時間を忘れて
見入ってしまいます。
この山あいを開墾して、
水を引いて、
棚田とするために、
一体どれくらいの
時間と労力が
費やされたのでしょうか。
ご先祖様に
ただただ頭が下がります。
棚田のあぜ道のたいまつが、
田植え前の棚田の水に輝きます。
友人達と棚田を眺めながら、
過ごすことができた時間は、
今の私にとって、
得がたい宝物となりました。