2012年
2月4日、土曜日。
午後2時。
菊美人の蔵、
槽場《ふなば》にて。
いよいよお酒が
できあがりました。
槽《ふね》の組み立てが
始まりました。
醪《もろみ》を
濾過することで、
澄み切った
お酒になります。
上槽《じょうそう》する
(濾過すること)ところを
槽場《ふなば》と呼びます。
舟の形にいていることから、
その濾過する装置を
槽《ふね》と呼びます。
菊美人には
この槽《ふね》が3台。
そのうち2台を、
責槽《せめぶね》、
水槽《みずぶね》と呼んで、
使っています。
藪田式の搾り機も
あるのですが、
「人の手をかければ、
かけるほど
お酒はおいしくなる」と
信じています。
この10数年、
菊美人は手積みによる
全量、槽しぼり。
酒袋を槽に積む技は、
感動さえ覚えます。
(次回のブログで)
さあ、いよいよ上槽。
お酒ができあがります。