12月7日、水曜日。
午後7時。
福岡市中央区天神、
ibbビル。
今日は、お酒の学校14期生、
6時限目。
最終講座と卒業式。
最終講座は、
日本酒を通じての和のマナー。
講演者は私。
フレンチやイタリアン、
みなさん何の抵抗もなく
気軽に食事をされます。
ところが、料亭や、寿司店、
とんと行ったことがないという人、
結構多いはずです。
この場合の寿司店とは、
回るお寿司のことではありません。
バブルがはじけて20年。
会社の先輩が、
引き連れていってくれるわけでもなく、
会社が勘定を持ってくれるわけでもなく、
況んや、安月給、自腹なんぞとんでもない。
料亭や寿司店は、高嶺の花。
行っても作法がわからないラビリンス。
長引く不況で、
日本人も、老舗業界も
あえいでいます。
日本人にとって、
日本料理が一番、縁遠くて、
難しい食べ物になってしまいました。
ですが、だからといって、
知らないままでは情けない。
元来、日本人は、
「カタチ」を大切にする人種。
ものごしやしぐさ、
立ち居振る舞いといった、
「カタチ」にこそ、
日本人は「美しさ」を見いだします。
この講座、
日本料理の食べる順序、
箸や椀の持ち方、
日本酒の飲み方、
つぎ方、断り方など、
自分でいうのもなんですが、
とても役立つものばかり(笑)。
今回、受講してもらった14期生も、
ますます、素敵な女性になるに違いない。
期待していますよ。