9月27日、火曜日。
午後3時。
福岡県酒造組合の
試飲会が始まる前の
空き時間を利用して、
家内と一緒に、
会場のすぐ脇の、
「門司麦酒煉瓦館」に
立ち寄りました。
この門司駅一帯は、
赤煉瓦の建物が残る
雰囲気のある街並み。
平成12年まで
サッポロビールの門司工場が
あった地区です。
今では、日田の新工場に
集約されたため、
レストランやカフェ、資料館に姿
を変えて建物を保存。
この「門司麦酒煉瓦館」。
北九州でのビール造り、
サッポロビールの歴史がよくわかって
興味津々。
つっこみどころ満載でした。
いまでこそ
日本のビールは4社独占。
明治大正の時代は、
さにあらず。
合従連衡の時代。
北九州のビールは
「サクラビール」。
とても、
おしゃれなネーミングですね。
このサクラビールが、
北九州では
サッポロビールの前身。
むかし懐かしい、
缶ビールや瓶のカタチ。
三船敏郎。
「男は黙ってサッポロビール。」
もう知らない人も
いるかもしれませんが、
1970年前半、
一世を風靡したキャッチフレーズ。
かっこよすぎる。
三船美佳のおとうさん。
石原裕次郎。
石原軍団、
宝、松竹梅専属と
思ってましたが、
サッポロビールも
宣伝してたんですね。
いわずもがなの
石原東京都知事の弟。
岩下志麻。
極道の妻たち。
きれいすぎますな。
このポスターにある、
「本場の味、ミュンヘン、
サッポロ、ミルウォーキー」の
フレーズも流行りましたね。
エビスビールの原型、
飾ってありました。
「恵比寿さん」が、
今のデザインと比べると
とてもリアルでうけます。
明治初期のビールの瓶。
びっくりしました。
瓶のキャップが
シャンパンのコルクと同形。
当時は、ビールって
とても高価だったのが
伺い知れます。
建物の中には、
どうやって入ればいいのか。
宙に浮く扉があったりで、
不思議、満載。
さすが国登録有形文化財。
風格があります。
階段の手すりには、
当時を偲ぶ
立派な「サクラ」の紋章。
「門司麦酒煉瓦館」
大人入場料100円。
一見の価値あり。