6月24日、金曜日。
午後1時。
愛知県碧南市。
中部国際空港セントレアから、
車で1時間。
九重味醂株式会社。
九重味醂のお蔵の中にある
「九重みりん時代館」を
見学させて頂きました。
九重味醂のお蔵が所蔵する
資料を展示してあります。
昔の風俗を
伺い知ることのできる
看板やラベル、
景品のメモ帳。
貴重な資料ばかり。
今から80年前に生産された
みりんも見せて頂きました。
現存する最古のみりん。
褐変どころか,
真っ黒になっていますが、
まだ飲むことが
できるそうです。
興味深い資料が
ありました。
和漢三才図会
(わかんさんさいずえ)。
江戸時代の百科事典です。
そこに味醂の製法がのっています。
味醂は、
「美淋酎(みりんちゅう)」という
名前で紹介されています。
文章をよく読むと、
「ソノ味、甚ダ甘ク、
而シテ下戸ノ人、
婦女喜ブ」とあります。
江戸時代の頃、
みりんが甘くて、
料理用とともに、
飲むためにも造られて
いたことがわかります。
実に、興味深い。
料理用でない、
飲むための「みりん」。
次回のブログに
続きます。