4月19日、午後2時。
菊美人の蔵から車で20分。
柳川市沖ノ端(おきのはた)、
北原白秋生家。
今日は、
白秋生家保存会評議員会。
白秋生家の中庭に
「からたちの花」が
咲いていました。
からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ
からたちのとげはいたいよ
青い青い針のとげだよ
からたちは畑(はた)の垣根よ
いつもいつもとほる道だよ
からたちも秋はみのるよ
まろいまろい金のたまだよ
からたちのそばで泣いたよ
みんなみんなやさしかったよ
からたちは
春に真っ白な花を咲かせ、
秋には金のたまのような実を
つけます。
写真のように、
からたちには、
するどい棘。
「からたちの花」は、
山田耕筰の貧しかった
幼少時代のノスタルジーを
白秋が歌にしたと
言われています。
与田準一編纂、
岩波書店発行の
「からたちの花がさいたよ」が
菊美人の
蔵書にありました。
残念ながら、
初版版ではなくて
1969年刊の第3刷。
同世代の北原白秋と、
山田耕筰のコンビは
「この道」「ペチカ」
「まちぼうけ」「あわて床屋」
など数々の童謡、
学校校歌を手がけています。
この写真は、おまけ。
先日のブログで高校時代の友人の
出てきた
歌集「橡(つるばみ)」の
初版本が
北原白秋生家に
展示されていました。