10月14日、午後4時。
北京。天安門。
やってきました、天安門広場。
今から60年ほど前、
1949年10月1日、毛沢東は
この「天安門」の楼閣から
中華人民共和国の成立を宣言。
広場には拍手と歓声が渦巻いた。
天安門は今に至るも中国の象徴。
巨大な毛沢東の肖像画。
両脇には、
「中華人民共和国万歳」
「世界人民大団結万歳」の
文字。
いつもまにか、中国のもと、
人類が団結しているとは。
おそるべし、中国。
ところで、
この巨大な毛沢東の肖像画。
あまり違和感なく、
眺めることができました。
あとで、理由がわかりました。
これは、中国のお札。
裏側は中国の風景。
おもては、
全て「毛沢東」。
福沢諭吉やら、樋口一葉やら、
野口英世など、お札によって
人物が違う日本とは大違い。
いやぁ、お金を使う度に
毛沢東の顔を
見せられていました。
道理で違和感がないはずです。
恐ろしいすり込み。
まさおな空に
翩翻とひるがえる中国国旗。
天安門広場は、
中国の政治運動の中心地。
1965年からの文化大革命、
1989年の天安門事件。
ここで多くの人々の血が
流れました。
池上彰氏の
「そうだったのか!現代史」に
詳しい記述。日本人必読の書。
人民英雄紀念碑と、
毛沢東の遺体が
安置されている
毛沢東紀念堂が見えます。
人民大会堂。
全人代(全国人民代表大会)や、
中国共産党大会が行われる
中国政治の中枢。
いやぁ、
天安門広場どでかい。
感動ひとしお。