9月17日、金曜日。
午後4時。
久留米市、東櫛原町。
「萃香園ホテル」。
今日は、福岡県南部地区と
佐賀県にある酒類卸業者の会合。
菊美人の系列会社である
酒類卸会社の会合に参加しました。
2ヶ月に一回ほどの
ペースで会議を開催しています。
酒の小売業は免許制ですが、
規制緩和のあおりを受けて
実質自由化。
スーパーマーケット、ドラッグストア、
ディスカウントストアなど、
酒類販売への怒濤の参入により
ビールなどの価格は無法化状態です。
「悪貨が良貨を駆逐する」と
言いますが、まさにこの状態。
われわれ地方の蔵が、一生懸命
おいしいお酒を造っても
バイヤーから買いたたかれる。
市場には安くてまずい酒しか
出回らず、結局は、
消費者にしわ寄せが。
いやな世の中です。
その小売業に直接納品させて
頂いているのが、酒類卸。
当然われわれもきびしい環境。
淘汰の嵐の中、何軒もの
酒類卸問屋が廃業して
しまいましたが、
頑張って生き残っています。
どの業界も同じ。
今が頑張りどきですね。
萃香園ホテルは、
久留米屈指の老舗料亭。
天皇陛下もご逗留なさった宿。
北原白秋も昭和5年、
45才の時に、
久留米大学医学部校歌作詞の
ため、逗留しています。
この「萃香園」の字は、
明治の元勲、
伊藤博文の書。
懇親会となりました。
今回は、菊美人のお酒を
持ち込ませて頂いてます。
久留米市は、
18場も日本酒蔵が
あるさけどころ。
京都市、神戸市につぐ
全国3位です。
当然、「日本酒で乾杯」
お造りは、
さより、あじ、かます、いか。
焼き物は、
マツタケの香り焼き。
最後は、
「さんまのたたき」が
でました。
冷酒は、
「菊美人しずくどり
斗瓶囲い大吟醸」
熱燗は、
「菊美人 特別純米酒」
ごちそうさまでした。