8月28日、土曜日、夜9時。
福岡市の繁華街、中洲。
春吉橋から、
キャナルシティを臨む。
川面にさざ波ができるほど
さわやかな風がふいてます。
暑さが和みます。
中洲、春吉付近の
屋台は、暑い夜にも
かかわらず大繁盛。
南新地付近は、
なかなかの
妖しさを醸し出しています。
飲み会をひとつ終えて、
二次会で、西中洲、小料理「桜」。
「とり出して
思い出かぶる夏帽子」
小料理「桜」のおかみさんの句。
時節に合った俳句を
いつも敷き膳に自筆で
書いてくれています。
「桜」に行く楽しみのひとつ。
今日はなんと、
「さんまの刺身」。
さんまは8月の今が、旬。
さんまはすぐ傷みます。
以前は三陸沖や北海道でしか
刺身は食べられませんでした。
今から10年ほど前の8月。
千歳空港から中標津空港、
根室の納沙布岬に行きました。
真夏なのにジャンパーを
着ています。風が寒かった。
日本青年会議所で、
九州の会長のとき、
北方領土返還の式典に
参加したためです。
そのとき、根室で、
「花咲かに」と「さんまの刺身」を
頂きました。
生まれて初めて「さんま」を
刺身で食べたと思います。
落語「目黒のさんま」では、お殿様が
「うーむ、さんまは目黒に限る」と
いいましたが、
根室のさんまの刺身を食べたとき、
「さんまは根室に限る」と唸ったのを
覚えています。
空輸で南国の福岡でさえ食べられる
ようになりました。なんとも、すごい。
びっくりするほど、脂がのっています。
ショウガで頂きました。
ありがたい世の中です。
「菊美人純米」と「さんまのさしみ」。
とてもおいしかった。