菊美人酒造

最近ノンアルコール飲料考察(2)  KIRINフリーに続く新商品

P1030782.JPGノンアルコールワイン勝沼グレープが

案外イケルことで、
馬鹿にしていたノンアルコールビールが
果たしてビールの代替品となりうるのか
再度、試飲してみることにしました。
今回、試飲したのはこの3種類。
先駆けのキリンフリー、
追随のアサヒポイントゼロ、
新商品のキリン休む日のゼロです。
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アルコール完全ゼロを実現した、
キリンフリーはメーカーが想定していた
以外からも支持があったようです。
病気で入院している人、妊婦さん、アルコール中毒の人、
今までジョッキでウーロン茶を飲みながら
焼き鳥を焼いていた焼鳥屋の大将など、
飲酒運転を避けるためだけではなくて、
多方面からお礼をいわれたり、
愛飲されているようです。
ここでハタと思い当たるのは、
私たちが、酒を飲むのは、
酒そのものの味が好きからなのか、
酔いたいために飲むのかということです。

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世界的な傾向で、アルコール度数が高い酒類は、
敬遠されていて、低アルコールの酒類に嗜好がシフト。
韓国でも焼酎は、昔は25度の真露、現在はチャミスル
フレッシュで、19.5度まで度数を落としています。
古来、酒を飲むことは、ハレの日(特別な日)であり、
また、神様とともに飲み、
神様に近づく日(三三九度、御神酒)でもありました。
現代人は、酒を飲むことは普通のことであり、
あまり酔いたくなくなったのではと思います。
このキリンの新商品のコピーは、「休肝日にぜひ」。
毎日キリンを飲めってか?おそるべし、キリンビール。
案外うまくいっていて、
新発売1ヶ月で予定の半年分売れたそうです。
キリンの部長が言ってましたから、本当です。
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で、飲み比べですが、全体に、色は薄い。
アルコールゼロということは、
一切、発酵をさせていないということ。
(以前の0.5%程度あったビールは
発酵させて、あとで抜いていました。)
ということは、泡も、発酵のときのガスではなく、
コーラと同じガス注入。当然、泡がすぐ無くなる。
甘苦いというのでしょうか、ホップの香りはします。
好みでしょうが、「キリン休む日のゼロ」が抜群。
やっぱり、本当のビールがおいしいよぉーーー。
という結論です。
ちなみにこの写真の左側のビールは、ポイントゼロの
発売前の味見本です。流通には、こうやって、
試飲缶が出ます。おもしろいでしょ。