九州男児、本醸造用の酒、
「夢一献」精白70%のタンクの
いよいよ上槽(じょうそう)の日
となりました。
「上槽」すなわち、搾りの日です。
アルコール度数18.5度、
日本酒度+7と
目標の値になりました。
菊美人のお酒は、
槽(ふね)しぼりです。
搾りの機械が舟型をしているので
槽(ふね)と呼びます。
大変手間がかかる搾り方です。
現在、槽(ふね)は、
3台ありますが
そのうち2台を
水槽(みずぶね)、責槽(せめぶね)
として使っています。
「槽(ふね)搾り」は
大変手間のかかる搾り方です。
このように、
醪(もろみ)を、
ひとつひとつ「酒袋」に
入れて、
手作業で槽(ふね)の中に
積んでいきます。
菊美人は、
普通酒もこのやり方で
搾っています。
手間を掛けるからこそ、
おいしいお酒ができると
信じています。
酒袋から、
新酒が滲みだし、
「ひのくち」から、
「しぼりたての新酒」が
出てきます。
「酒袋」の中には、
新酒の板粕が残る寸法です。
積み上がった
「酒袋」の様子です。
当然、折り返すのにはコツがいりますし、
それは、杜氏たちの熟年の技です。
こうやって、整然と並ぶ様は、
ある意味、芸術的でもあります。
タイミングがあえば、
今度の21日の蔵開きでも
槽(ふね)搾りの様子を
お見せできると思います。
次は、槽(ふね)から新酒がでるところ。
「ひのくち」をお見せします。