1月17日、
九州男児用の夢一献70%の
添仕込み(そえじこみ)の日。
酒母のタンクから
一回り大きいタンクになったのが
わかりますか。
前にも言ったように、
日本酒は、一度に全量造りません。
段仕込みという方法で造ります。
添仕込み、仲仕込み、留仕込みです。
今日はその添仕込みの日です。
旺盛な酵母を培養した酒母に、
蒸米と、麹米、水を、
更に加えます。
お米のデンプンを、麹が糖に変え、
その糖を、大好物の酵母が食べて、
アルコールと、二酸化炭素を
造り出す。
この化学がこのタンクの中で
行われています。
この化学が解明される以前から
日本酒は、先達の知恵で
伝統的に造ってきたわけですから、
日本人ってすごいですよね。
はやくも、タンクの中では
ブクブクと大きな音が出始めました。
発酵の開始です。
この添仕込みで、全量の1/6が
入れられたことになります。