2016年4月4日、月曜日。
福岡、東京ともに桜満開の中での出張。
いたるところで、満開の桜。心が躍る。
歌舞伎「楼門五三桐
(さんもんごさんのきり)」を思い出す。
石川五右衛門の名台詞だ。
「絶景かなァー、絶景かなァー。
春の眺めは、
値千金(あたいせんきん)とは、
小せぇ、小せぇ。
この五右衛門の眼から見れば、
値万両(あたいまんりょう)、
万々両(まんまんりょう)。
日も、はや西に傾(かたぶ)きて、
雲と棚引(たなび)く、
桜花(さくらばな)。
あかね輝く、この風情(ふぜい)、
ハテ麗(うら)らかな、
眺めだなァーー!」
この有名なセリフ、
まさにドンピシャのこの季節。
夕暮れ時の満開の桜を
悠然と眺めながらの、
京都、南禅寺の山門の上で、
石川五右衛門、
キセルをふかしての名ゼリフ。
飛行機から見る筑後の山々は、
いたるところに桜色。
有明の海も干拓も
新緑とともに、絶景だった。