2015年12月アーカイブ
2015年12月某日。
東京銀座。
いきなりステーキ銀座店。
突然ですが、カミングアウト。
無類の肉好きです。
「いきなりステーキ」の出現は、
ここ数年での
最大の痛快事でありました。
ステーキを思いきり
食べてみたかったのは、
小さい頃からの夢(笑)。
オトナになって、
焼肉の食べ放題や、
ステーキバイキングには、
行けるようになったけれど、
これじゃあ、違うんです。
「エアーズロックさながらの
肉塊としてそびえ立つステーキを
食べ尽くす」という夢を
「いきなりステーキ」は、
実現してくれました。
私のお気に入りは、
ライスなし、
サラダなし、
ステーキのみの500グラム。
500グラムのステーキは、
見るも圧巻。
食べるも圧巻。
ただひたすら、
ウーロン茶を片手に、
ステーキを食べ尽くします。
完食後の、
高揚感、征服感、充実感はすごい。
噂によると福岡筑紫野にも
店ができたとか。
また楽しみが増えました。
2015年12月某日。
菊美人の庭を見ながら。
薔薇二曲 作詩 北原白秋
1.薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
2.薔薇ノ花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。
「にほんごであそぼ」というNHK Eテレの
子供向けの番組をご存じですか。
「造り込み」が見事で、
子供向けとは思えない見応えのある番組です。
毎回、欠かさず見ています。
この番組で、
北原白秋の「薔薇二曲」が歌われています。
歌っているのは「てるみ」君。
なかなかの好男子、
ボーイソプラノがすばらしい。
白秋は、詩文評論の中で、
この歌を、以下のように
自身で評しています。
「この何の不思議もない
当然のことを見過ごして
しまふ人は禍である。
実に驚嘆すべき
一大事実ではないか。
この神秘はどこから来る。
この驚きを驚きとする心からこそ
宗教も哲学も詩歌も自然科学も
生まれてくるのではないか。
この真理。この顕現。」
見過ごしてしまう人間は
禍(ふしあわせ)であるって、
言い切るところが白秋の凄いところ。
何気ない毎日に、いくつもの驚きを
見逃しているような気がします。
慌ただしく過ぎていく師走ですが、
庭の風景をしばらく眺めることができました。
2015年12月中旬某日。
朝は、菊美人の蔵もマイナス1度。
暖かい日が続いていましたが、
ようやく冬らしい寒さになりました。
今日は、今年最後の東京出張。
いつものように、
有明佐賀空港からANAで東京羽田へ。
JR新橋駅にて、宝くじを購入。
年末ジャンボ10枚、
年末ジャンボミニ10枚。
しめて6,000円なり。
思い出したのは、
落語の「宿屋の富」。
宿屋の客が、吹いた大ボラのせいで、
なけなしの「一分」銭で、
最後の富くじ一枚を買わされてしまい、
それが千両のあたりくじになる話。
一枚しか買わなくても、
あたるときはあたるってことですね。
ちょっと調べてみたのですが、
江戸後期は、1両は、約5万円。
千両くじですから、
一等は5000万円ってことです。
「一分」は、1/4両ですので、12500円。
富くじ一枚が12500円ですから、
結構な値段。
落語で「なけなしの一分を使ってしまった」と、
大ボラ吹きの客が嘆くわけです(笑)。
ところで、年末ジャンボ、
10枚ずつしか買ってませんけど、
私、しっかり当たると信じています。
10億円の使い途、7000万円の使い途。
ええ、超具体的に考えています(笑)。
買わなければ当たりませんものね。