2013年10月アーカイブ
2013年
9月26日、木曜日。
福岡市博多区下川端町、
「博多座」。
今日は、山門青年会議所の
OB会旅行。
今年は、近場で、
観劇となりました。
板東玉三郎と鼓童の
「アマテラス」。
素晴らしかったのはいうまでもありません。
板東玉三郎を観て女性は、
おのが女性ということに自信をなくし、
鼓童の筋肉美を観て男性は、
おのが男性ということに自信をなくす。
それほどに素晴らしかった。
「アマテラス」は、
八百万の神々の物語。
博多座の前には、
「祓詞(はらえことば)」がありました。
いつも神主さんが
奏上する祝詞(のりと)です。
掛けまくも 畏き 伊耶那岐大神
筑紫の 日向の 橘の 小戸の 阿波岐原に
禊ぎ 祓へ給ひし時に 生りませる 祓戸大神等
諸諸の禍事 罪 穢 有らむをば
祓え給ひ 清め給へと 白すことを 聞こしめせと
恐み 恐み も白す
「かしこむ」は、「恐・畏・怖・賢」が同義。
おそれつつしむこと。
手紙文の最後に女性が書く
「かしこ」もここからの派生。
「白す」はマヲス。
「申す(マウス)」は、これから転じた。
敬って言うことを「敬白」というように、
「白」には「言う」という意味がある。
実際に神主の友人
(みやま市八幡神社の外河清英宮司)に
奏上してもらいました。
彼の奏上を、書き下し文にすると、
以下の通り。
かけまくも かしこき いざなぎのおおかみ
つくしの ひむかの たちばなの
おどの あはぎはらに
みそぎはらえ たまいしときに なりませる
はらえどのおおかみたち
もろもろのまがごと つみ けがれ あらむをば
はらえたまいきよめたまえと まをすことを
きこしめせと
かしこみかしこみ もまをす
実際に声に出して読んでみると、
パワースポットにいるかのように
力が湧いてきます。
ぜひ声に出して読んでみて下さい。
2013年10月某日。
菊美人の蔵にて。
ふだん騒音とは無縁の田舎に住んでいます。
うるさいのは、
夏のセミの声や秋の虫の音くらい(笑)。
出張のたびに気になるのは、
飛行機や電車の騒音。
以前から、騒音を消去する
ノイズキャンセリング機能がついた
イヤホン、ヘッドホンを愛用しています。
これは、初代の
ノイズキャンセリングイヤホン。
SONY MDR-NC33。
当時、6,000円程度。
安い分、ちゃちさが
目立ってしまいました。
90%の騒音を低減とありましたが、
感覚では60%くらいでした。
2代目ノイズキャンセリングイヤホン。
SONY BC-NC1。3年前に購入。
当時、20,000円程度。
高い分それなりのパフォーマンスを
発揮してくれました。
メーカー発表98%の
騒音低減とありますが、
感覚では85%ほど。
価格のわりには、
それほどでもなくてがっかり。
3代目ノイズキャンセリングヘッドフォン。
Bose QuietComfort 3。実勢価格、36,500円。
最初からBoseを買えばよかった(泣)。
2年前は、実勢価格が4万以上しましたし
(メーカーが値下げしました)、
あまりに高くて手が出なかった。
留学中の娘にも調べてもらったのですが、
日米でそんなに価格変わらず、
値下げを機に日本国内で購入。
ノイズキャンセラホン独特の
鼓膜への圧迫感もありません。
軽いフィット感で周囲の騒音が消えるのは驚異です。
騒音消去感は90%ほどでしょうか。
ただ残念なことは、
大きいからふだん持ち歩けないことと、耳が暑い。
耳が汗かいてしまいます。
冬ならいいんでしょうけど(笑)。
このBoseから、今年8月、
Bose初のイヤホン型の
ノイズキャンセリングホンが出ました。
期待して「えいっ!」と購入。
Bose QuietComfort 20i。
iPhone対応モデル。実勢価格 31,500円。
期待以上でした。史上最高です。
飛行機の騒音がほぼ消えてしまいます。
街で装着すると、無音の世界が広がります。
騒音消去感98%。
イヤホンのコードを
むしろ太くしていることで、
コードの絡みもなくストレスフリー。
外の音が聞きとりやすくなるAwareモードや、
iPhoneの着信・音量スイッチもついています。
少々高いですが、出張多い方、
とても便利な逸品です。
2013年
9月28日、29日。
福岡市天神地区、
福岡市役所西側ふれあい広場。
ミュージックシティ天神
メインステージ。
数えたことはありませんが、
「菊美人」が参加したり、主催するイベント、
年間30、40はくだらないのでは。
その中で、とても好きなイベント、
やっている方も本当に楽しい
イベントのうちのひとつです。
「ミュージックシティ天神」。
音楽を聴きに来た若者たちが、
何の既成概念もなく、
200円払って、
グラス一杯の日本酒を飲んでくれます。
音楽にスイングしながらだったり、
芝生にみんなで円座をつくってだったり。
音楽と日本酒で、
くつろいでくれる空間が
そこにはあります。
「SAKE MEETS MUSIC」!!
福岡県酒造組合として参加。
今年で4回目を迎えました。
続けていきたいイベントです。
2013年9月。
東京出張中。
東京都渋谷区、明治神宮。
今日は、
明治神宮全国酒造敬神会、
役員会。
年に一度、明治神宮にて開催。
明治神宮には、
全国の酒造家より
御神酒が奉納されています。
北部九州の代表として出席。
酒造組合中央会役員
総勢25名で参拝。
朱印帳も新調。
荘厳な太鼓が打ち鳴らされるなか、
一般参拝では入れない拝殿の奥まで
通して頂いての参拝となりました。
明治神宮の拝殿内に入るのは
生まれて初めて。
光栄の至り。
今更ですが、明治神宮は、
明治天皇と
その皇太后、昭憲皇太后を
祭神としています。
初詣は日本一の参拝者数。
明治神宮どでかすぎます。
山手線の代々木、原宿駅間の
西側はすべて敷地。
皇居に比肩する広さ。
神宮球場や国立競技場のある
明治神宮外苑も入れると
とてつもない。
参拝後は、
明治記念館に移動。
会議と食事会。
食事は正統派会席料理。
すすきや、
うさぎをかたどった添え物が、
中秋の名月を連想させて楽しい。
私にとって
忘れられぬ良き日と
なりました。
2013年10月25日、金曜日。
菊美人の蔵にて。
秋はイベントが目白押し!
今週末は久留米市で
筑後SAKEフェスタ。
みなさんお待ちしています。
その日曜の夜は、
「JR瀨髙駅前いきいき秋祭り」。
今週2013年
10月27日、日曜日。
夜5時から9時まで。
菊美人の蔵から車で7分。
みやま市瀬高町、
JR瀨髙駅前広場。
2013年10月某日。
菊美人の蔵にて。
今年も、はや10月後半。
文具店、書店の店頭に、
来年のカレンダーや手帳が並ぶ季節になりました。
私は大の文具好き。
今日は、カレンダーの話。
いつも不思議に思っていることがあります。
何故、カレンダーは
日曜始まりなのでしょうか。
「昔から。慣れているから。
キリスト教では安息日が始まりだから。」
わかっています。
でも、実利的ではない!
日曜日が週の始まりと
言われてきたけど、
日本人は、仕事して休みでしょ。
休んでから仕事じゃない。
サザエさんは、
週の始まりの番組じゃないよなぁ。
サザエさんをみて、ああ楽しい週末も終わった。
明日から仕事がんばろうと誰もが思ってる。
ですから、私は、
記入式は月曜始まりのカレンダー。
これがなかなかに市場に少ない。
会社に張っている予定を
書き込む大きなカレンダーも
わざわざ切り貼りして月曜始まりに。
だいいち、休日の予定、
土日が離れていたら面倒ではないですか?
家内にこのことを話すと、
「カレンダー、日曜始まりは、
日本人として基本でしょ。」と
一顧だにされない。
「こんなことを言うあなたは、
いささか風変わり。
私は、いまでも会社のカレンダーには、
馴染めない」と、
あげくには、風変わり者呼ばわり。
私はカレンダーは月曜始まり!
断固として思っているのですが、
皆さんはいかが(笑)。
告知です!
来たる今週末、
2013年
10月26日27日の土日。
両日10:00〜17:00まで。
久留米市東町公園において。
この秋、筑後地方、
最大の日本酒イベント!!
「筑後SAKEフェスタ2013」
筑後の18蔵100銘柄以上の
日本酒たちを飲み比べ!!
2万人のお客様で
賑わう大イベント。
今年も「菊美人」参加です!!
久留米絣の巾着袋が付いた
オリジナル蛇目ちょこを
もれなくプレゼント。
もちろん日本酒は飲み放題ですから
本当にオトクなイベントです。
焼き鳥などのおつまみ(有償)も
しっかり揃えていますし、
持ち込みもオッケー。
西鉄久留米駅からそぞろ歩いて5分。
巨大テントにテーブル・イス完備。
当日チケット2000円に比べて、
前売りチケットは1500円。
(アンデルセン童話 マッチ売りの少女風に)
「チケットはいかが。チケットはいかがですか。
誰かチケットを買ってください。」
でも誰もたちどまってくれません。
「お願い、一枚でもいいんです。
誰かマッチを買って下さい。」
今日はまだ、一枚も売れていません。
2013年9月15日、
日曜日。お昼。
久留米ハイネスホテル。
今日は「杜氏と集う酒の会」。
福岡県酒造杜氏組合の主催。
ふだんは酒造りの専門で、
酒の販売には後方支援の
杜氏さんたちが、
自ら愛飲者の皆さんをお呼びして、
地元、福岡の酒を
飲んでもらおうと企画した会。
今年で3回目。
僭越ながら、酒造組合の会長として
来賓として出席させて頂きました。
九州酒造杜氏組合、組合長、
繁枡醸造元の池松勲杜氏の
ご挨拶。
福岡県酒造杜氏組合、組合長、
若の壽醸造元の
横尾正敏杜氏のご挨拶。
造っている人と一緒に、
その顔を見ながら飲めるのは、
酒呑みにとっては醍醐味。
とても楽しい会でした。
今回は余興がすごかった。
お座敷遊び。
勝っては呑み、負けては呑むという、
まことに愉快に酔いがまわります。
2年前の高知のお座敷遊びは、圧巻でした。
詳しくは以下のブログ。
日本の良き伝統、お座敷遊びを
筑後にも復活させようと
舞踊、唄、三味線の
お師匠さん達が集ったとのこと。
あっぱれです。
代表は、椿屋「藤間佳福」姐さん。
この日も素敵な小唄や踊り、
お客も交えた座興で盃が進みます。
椿屋さんたちの活動。
福岡の蔵元とコラボできたら
楽しくなるにちがいない。
筑後の「酒文化」が
また楽しくなってきた。