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2012年2月アーカイブ

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2012年
2月20日、月曜日。
午前10:30。
 
福岡空港、
国際線第3ターミナル。
 
今回のソウル出張、
AIRは、大韓航空(KOREAN AIR)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2月、韓国、特にソウルは
完全にオフシーズン。
 
まぁ、
マイナス17℃にもなるところに、
観光には行きませんよね(笑)。
 
当然、運賃も超お得となります。
 
今回の往復料金は、
空港利用税など
全て含めて33,735円。
これ、オンラインでの正規料金です。
 
 
 
 
 
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福岡からソウルまでは350マイル。
国内では大阪までとほぼ同じ距離。
本当に近いですよね。
 
アシアナ航空も発着していますから、
福岡、ソウル間は一日6便。
福岡はアジアの玄関を実感します。
 
朝8時に家を出て、
お昼の1時にはソウルで活動できます。
本当に便利です。
 
 
 
 
 
 
 
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欧米へのトランジットと、
ソウルへのお買い物とグルメ旅なのでしょう。
 
機内は、家族連れ、若い女性の
旅行客でほぼ満席。
 
オフシーズンを狙っての
安いツアーも繁盛しています。
 
最近の大韓航空、
機内誌もテレビの字幕も
日本語が充実しています。
 
 
 
 
 
 
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しっかり、
日本人を取り込もうとしています。
 
実際、日本語が充実していますから、
アメリカやヨーロッパに
行く便も退屈しません。
 
乗客一人に一台のテレビ。
ゲーム操作も日本語で説明。
映画もオンデマンドで日本語字幕。
 
 
 
 
 
 
 
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成田経由JALより
ソウル経由KALが、安いし、
日本人に人気なのがわかります。
 
JALもANAも韓国人、
取り込むくらいガンバレ!
 
ちなみに、機内食は
相変わらすのクロワッサン(笑)。

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(蔵びらきから、
立て続けに海外出張2本。
やっと落ち着きました。
ブログ再開です。)
 
2012年
2月20日、月曜日。
午前8時。
 
福岡空港、
国際線第3ターミナル。
 
 
 
 
 
 
 

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菊美人の蔵は、昨日の蔵びらきが
終わってホッとしているところ。
 
昨日は天気も良くて
本当に大勢の皆様から
おいでを頂きました。
 
ありがとうございました。
 
これからは後片付けが大変。
 
 
 
 
 
 
 
 

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その後片付けは、
皆にお願いして(苦笑)、
私は、韓国ソウルへ
早朝から出張。
 
今回の韓国出張は、
在韓国の日本大使館、
JETRO、日本酒造組合中央会、
共催のイベント参加が目的。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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また、順調に取引頂いている
韓国の輸入業者への
ご挨拶も兼ねています。
 
ソウルは今年の2月2日には
記録的な寒さ。
マイナス17℃。
 
55年ぶりの寒さだそうです。
 
菊美人の蔵のある
九州筑後との
温度差20℃(冷汗)。
 
 
 
 
 
 
 
 

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実は今回のソウル出張後、
そのまま家に帰らずに、
中国、上海へ渡ります。
蔵びらきの準備から
ずっとハードワークが
続いています。
 
こうなると、体力勝負です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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昨日で50歳になりましたが、
あと最低10年は、
バリバリ動き回るつもり。
 
楽しんで、
いってきます(笑)。
 
 
 

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2012年
2月16日、木曜日。
夕方6時。
 
柳川市 
料亭「御花(おはな)」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今日は、私が所属する
瀬高ライオンズクラブ(LC)と
お隣の柳川LCとの
年に一度の合同の例会。
 
柳川LCは瀨髙LCの親クラブ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今回が記念の
40回目の合同例会。
 
40年に亘り、
両クラブの親交が
続いているということ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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例会の後は懇親会。
 
互いのクラブに知己も多く、
和やかな会。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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おりしも、
柳川はこの時期、
「さげもん祭り」。
 
「ひな人形」と
その周りを彩る「さげもの」が、
柳川の旧家を飾っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今年は、
うなぎのシラス(稚魚)が
不漁で高騰しているとか。
 
今年の夏の土用は
品不足の心配。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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柳川名物
「うなぎのせいろ蒸し」
が値上げになる前に、
そして、「ひな祭り」で
彩られている柳川は、
今が行き時。
 
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このブログは上海からアップしています。
さすが中国。
言論統制があるのでしょうか。
FACEBOOKは開くことができません。
26日まで菊美人のホームページのみの
アップとなりそうです。
 
2012年1月26日、
午後2時〜午後5時。
 
福岡市博多駅構内、
JR博多シティ10階、
会議室。
 
 
 
 
 
 
 
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独立行政法人
酒類総合研究所
小野玄紀先生の講義。
 
ブログ前号からの続き。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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特筆すべきことが
ありました。
講義の最終段階。
 
出自を伏せたままの
三種類の唎き酒の
コメントを求められました。
 
私が書いたコメントは、
写真にあるコメント。
 
 
 
 
 
 
 
 
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Aは、
さわやかでなめらかな味。
 
Bは、
こげたような清酒とは異質な香りと味。
 
Cは、
熟成がすすんだ香り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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種明かしがありました。
 
ABC全て同じ酒(驚!!)
 
ただし、
Cは室温45℃で3週間保存。
 
Bは、透明びんに入れて、
直射日光に3日あてたもの。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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こんなに光に清酒は弱いものなのか
と身を以て体験。
 
「日光はお酒によくない」
アタマではわかっていましたが、
こんなに劣化してしまうとは。
仰天です。
 
実際にBは、飲めたものでは
ありませんでした。
 
蛍光灯でも劣化はすすみます。
清酒はもちろん、
お酒には「光は大敵」

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2012年1月26日、
午後2時〜午後5時。
 
福岡市博多駅構内、
JR博多シティ10階、会議室。
 
ちょっと以前の話ですが、
とても興味深かったので
ブログに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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九州北部地区の
酒類卸会社を対象に
酒流通向けの
セミナーが開催。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「清酒の品質管理について」のレクチャー。
 
講師は、
「独立行政法人
酒類総合研究所(酒総研)」の
小野玄紀先生。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「酒総研」は、国税庁管轄の機関。
国税局滝野川醸造試験場が前身。
 
私も20数年前に
酒造りを学んだところ。
 
小野玄紀先生は、
酒蔵に酒造りを指導する
プロ中のプロ。
 
とても有益な講義と有名で
100名もの聴講。
 
 
 
 
 
 

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清酒製造の基礎から始まり、
実際の唎き酒まで、
みっちり3時間。
 
講義の中でいくつか
興味深いことが。
 
「舌の特定の部位で特定の味を感じる」との
今までの定説は、
最近は否定されているということ。
 
舌の先端はすべての味に敏感。
舌全体を唎き酒には使う。
 
 
 
 
 
 

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唎き酒は、
九州2蔵を含めた
全国6蔵の味の説明。
 
冷やして飲んだらどうか、
燗をつけて飲んだら
どういう味わいに変化するかまでの
詳しい説明。
 
(以下、次号のブログにつづく。)
 
 
 

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2012年、
2月19日、日曜日。
 
10時から16時まで。
 
みやま市瀬高町上庄
菊美人の酒蔵開き。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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無事に終了しました。
あっという間の6時間。
 
あれよあれよと、
時間が過ぎてしまい、
今年も写真は、
ちゃんと撮れず終い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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これらの写真は
知り合いの方から
送って頂いた写真。
 
北九州市、福岡市などの
北部福岡は、
前日18日の
夕方からの寒波で大雪。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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当日朝も高速道路が
不通だったりして、
蔵びらきへのおいでを
断念されたお客様も
多かったとお聞きしました。
 
福岡市内から
3時間もかけておいで頂いた方も。
 
本当に感謝です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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こうも福岡県内で
天気が違うのですね。
 
菊美人のある筑後地方は
寒いものの
晴れ間がのぞく良い天気。
 
過去9年間で
最高の来蔵者となりました。
3000名以上の方に
お越し頂きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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にごり酒、しぼりたて新酒が
好評なことは勿論ですが、
今年は、甘酒と酒粕、
奈良漬、麹と早々に売り切れ。
 
酒まんじゅうも
大幅に増産したのですが
やはり、お一人様当たりの数量制限と
長くお待たせをしてしまいました。
 
ごめんなさい。
 
 
 
 
 
 
 
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お客様から、買って頂いて
「今年もおいしいね、ありがとう」
とのお言葉を頂きました。
 
なによりも酒造りをしてよかったと
思える一日でした。
ありがとうございました。
 

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2012年
2月19日、朝9時。
 
みやま市瀬高町上庄、
菊美人の酒蔵。
 
蔵開きまであと一時間。
 
九州筑後、
晴れています!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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準備万端、整いました。
 
あとはお客様に
飲んで頂くだけ(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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おでん、
奈良漬け、
酒粕、
甘酒。
 
今年は、
麹も準備しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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酒まんじゅうも
どんどん
出来上がっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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では、皆様のおこし
お待ち申し上げます。
 
菊美人の蔵で
お会いしましょう。
 
 
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2012年
2月18日、土曜日。
午後6時。
 
みやま市瀬高町上庄、
菊美人酒造にて。
 
菊美人の最大のイベント、
「酒蔵びらき」が
いよいよ明日となりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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九州筑後の
明日のお天気は、
午前中冷えこむものの曇り、
午後からは晴れ。
 
今年もやります。
唎き酒コンテスト。
 
参加費用100円で、
全問正解に方には、
賞状と純米吟醸1800を一本贈呈。
 
 
 
 
 
 
 
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参加賞として、
サケカップ差し上げますから
絶対損はしません。
 
是非チャレンジしてみて下さいね。
ちなみに、
昨年は200名の参加。
全問正解は2名。
決してやさしくはありません。
求む、ツワモノ。
 
 
 
 
 
 
 
 
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また、今年は、
酒粕、奈良漬け、酒まんじゅう、
甘酒はもちろん、
今話題ナンバーワンの
菊美人の酒蔵で仕込んだ、
「麹《こうじ》」を販売します。
 
ご期待下さいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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明日は、10時〜4時迄。
公共交通機関はJR瀬高駅が便利。
JR瀬高駅から、ジャンボタクシー
2台でピストンします。
 
車では「みやま柳川IC」から7分。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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明日皆様とお会いできること
楽しみにしております。
 
あ、ちなみに
明日は私の誕生日。
区切りの50才。
 
まぁ、蔵びらきと
50の誕生日が重なる私は、
なんともめでたい(笑)。

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2012年
2月5日、日曜日。
午前10時。
 
菊美人の蔵、
槽場《ふなば》にて。
 
今年の初しぼり。
いよいよ酒が
できあがります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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第一号の新酒は、
福岡県産の酒造米
「夢一献」70%精米の
本醸造酒。
 
「しぼりたて新酒」
になるお酒です。
 
仕込蔵《しこみぐら》の
タンクから
ポンプで送られてくる
醪《もろみ》を
杜氏たちが酒袋を持って
待ち受けます。
 
 
 
 
 
 

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酒袋に真白な醪《もろみ》が
満たされ、
槽《ふね》の中に
積み上がります。
 
酒袋を一回折りたたむだけで、
酒がもれません。
 
積み上げていくのは
熟練の技。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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冷たい酒で、
手はかじかみながらも
黙々と作業は
待ったなしで続きます。
 
製造チームの
その作業の様は、
芸術的でさえあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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まず、醪《もろみ》は
自らの重みで、
澄み切った酒となって
酒袋からしみでます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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それが、
槽《ふね》の先端にある、
樋の口《ひのくち》から
出てきます。
 
黄金色の一番搾り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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そののち、
圧力をかけていき、
2日にわたって搾ります。
 
新酒のできあがりです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今年もおかげさまで、
菊美人ができあがりました。
 
天に感謝。
地に感謝。
人に感謝。
 
涙がでるほど、
おいしい。
 

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2012年
2月4日、土曜日。
午後2時。
 
菊美人の蔵、
槽場《ふなば》にて。
 
いよいよお酒が
できあがりました。
 
槽《ふね》の組み立てが
始まりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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醪《もろみ》を
濾過することで、
澄み切った
お酒になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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上槽《じょうそう》する
(濾過すること)ところを
槽場《ふなば》と呼びます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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舟の形にいていることから、
その濾過する装置を
槽《ふね》と呼びます。
 
菊美人には
この槽《ふね》が3台。
 
そのうち2台を、
責槽《せめぶね》、
水槽《みずぶね》と呼んで、
使っています。
 
 
 
 
 
 
 

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藪田式の搾り機も
あるのですが、
人の手をかければ、
かけるほど
お酒はおいしくなる」と
信じています。
 
この10数年、
菊美人は手積みによる
全量、槽しぼり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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酒袋を槽に積む技は、
感動さえ覚えます。
(次回のブログで)
 
さあ、いよいよ上槽。
お酒ができあがります。
 

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2012年
2月11日、建国記念日。
午後1時。
 
菊美人の蔵から車で20分。
久留米市城島町。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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午前中は、休日出勤。
終わりそうもない仕事に
見切りをつけて、
お昼からはモードを変更。
 
「城島酒蔵びらき」に、
蔵元への表敬訪問と勉強と、
そして個人的喜び(飲むこと)を
兼ねて出かけました。
 
城島酒蔵びらきは今年で18回目。
九つの蔵が同時開催の、
九州最大の酒蔵びらき。
 
 
 
 

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今日はとても良い天気。
 
2月とは思えないほどの
陽気に恵まれました。
 
昨年、一昨年が
雨に祟られましたから、
今年は本当に良かった。
 
やはりお天気次第で
お客様の出足が違います。
 
 
 
 
 
 
 

R0017319.JPG

まずは「旭菊」に訪問。
 
燗をつけての試飲ができて
とても楽しいしつらえ。
 
純米綾花をヌル燗で。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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続いて「杜の蔵」。
三潴駅のすぐそば。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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城島酒蔵びらきの
玄関口ともあって、
大勢の人で賑わっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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限定の純米生原酒が
飛ぶように
売れています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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次に「花の露」。
メイン会場のすぐそば。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ここでは、
筑後酒造り唄の披露。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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純米大吟醸の生原酒は、
1時で早々に売り切れ。
 
しぼりたての生原酒も
売り切れ間近の様相。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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最後に、
メイン会場「町民の森」へ。
 
10時〜12時が
ピークだったとのこと。
 
お客様でごった返して、
飲み比べのブースは
長蛇の列だったそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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城島の蔵元の皆さんとも、
また、お酒の学校の
生徒さんたちをはじめ、
大勢の知り合いとも会えました。
 
天気も良く、お酒もおいしくて
楽しい午後のひととき。
 
R0016987.JPG2012年1月末。
 
菊美人の仕込蔵《しこみぐら》。
 
1月末から仕込蔵では、
毎日、
醪《もろみ》ができあがります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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日本酒、醸造方法の
特徴のひとつに
「段仕込《だんじこみ》」
があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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酒を造ってくれる
優良酵母を、
旺盛に発育させるために
酒母《しゅぼ》をもとに、
麹《こうじ》と蒸米を、
三日にわけて
加えていく製法です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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初日を初添《はつぞえ》、
二日目を仲添《なかぞえ》、
三日目を留添《とめぞえ》。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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添《そえ》・
仲《なか》・
留《とめ》の
三段仕込といいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

R0017095.JPG

釜場《かまば》と
麹室《こうじむろ》から
でてきた蒸し米と麹が、
仕込蔵の醪《もろみ》の中に、
入れ込まれます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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毎朝、
その醪《もろみ》に
櫂《かい》入れる(かきまぜること)、
杜氏たちのかけ声が、
仕込蔵に響きます。
 

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2012年
2月8日、水曜日。
朝6時起床。
 
本日は、東京千代田区一ツ橋、
如水会館にて、
日本酒造組合中央会の評議員会。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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7:08の筑後船小屋駅発の
九州新幹線で博多まで。
 
それから8:30の福岡空港発
JAL東京行き。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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午前11時からの会議に
きちんと間に合いました。
 
九州新幹線のおかげで
本当に便利になりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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さて、
中央会の評議員会。
 
会議は粛々と進みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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しばしば議題に上る
震災と原発事故は、
いまだに
酒造業界にとっても
問題が山積していることを
実感します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

R0017290.JPG

加えての
世界的な経済危機と
日本の政治の迷走。
 
将来の見えない不安感が、
消費を減速させています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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日本を元気にするのは、
地方の酒蔵から。
 
元気を醸しだしていきたい。
 
蔵びらきが
迫っていることもあって、
本日は日帰り。
 
慌ただしい
東京出張となりました。

R0017300.JPG

2012年2月10日、
金曜日。午後2時。
 
福岡県宗像市武丸、
銘酒「亀の尾」醸造元「伊豆本店」。
 
家内と一緒に、
酒蔵びらきにおじゃましました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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菊美人が蔵びらきを始めるとき
色々教えて頂いた恩のあるお蔵。
 
毎年、表敬訪問しています。
 
伊豆本店の酒蔵びらきは、三日間。
今年も今日から日曜日まで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

R0017303.JPG写真は、伊豆善之氏。

多くのお客様で
賑わっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「酒まんじゅう」は名物。
 
甑《こしき》で蒸した
まんじゅうは絶品です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ご覧のように、
お買い求めのための長蛇の列。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今年は新商品が
できあがっていました。
「純米にごり酒」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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スカイブルーの
フロスト瓶に赤いラベル。
 
よくまぜて飲みます。
新酒独特の発泡感がここちいい。
舌触りは、ヨーグルトを
飲んでいるようになめらか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ちょっと他にない味わい。
イチオシ商品。
この3日間の限定商品だそうです。
 
急げ、本日が最終日。
2月10日〜12日。
10時〜16時迄。
 
 

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2012年
2月11日、午前8時。
菊美人の蔵にて。
 
自分を褒めてあげたい!
ブログが800号も続きました。
よくぞネタが、続くものです。
 
今日は800号記念ということで、
格調高く(笑)、
私の曽祖母(ひいおばあちゃん)の弟、
「北原白秋」ネタ。
 
 
 
 
 
 

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仲里依紗が歌っている歌が楽しい。
「でんでらりゅうば」という歌。
 
「でんでらりゅうば」
でらりゅうば (出ようとして出ていけるのならば)
でてくるばってん (出て行きますけれど)
でられん (出ようとしても出て行かれないので)
でーてこん  (出て行かないからね)
こられん (行こうとしても行けないから)
こられられん (行くことはできないから)
こー、こ。  (行かないよ、行かないよ)
 
 
 
 
 
 

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これは、長崎のわらべ歌。
長崎出身の仲里依紗が、
とても上手に長崎弁で歌っています。
 
とても面白い歌ですね。
 
「ん」の韻の踏み方が
すばらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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実はこれと同じような歌が
北原白秋にもあります。
「ばんばん」とは乳母の柳河弁。
 
「ばんばん」
。 よかた
ぼたの花た
たのごしゃ(お嬢さん)、
盛りの花た
帰ってよかた、あ
むぞかろばって、帰って寝
お寺もあろだ、ばよかた
たのごしゃ、ぼたの花た
 
 
 
 
 
 
 

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(上訳:お乳母さん、いいさね、
牡丹の花だよ、お前のお嬢さんは、
もう花盛りだよ、
帰ってもいいよ、そのほうがいい、
安心おしよ、可愛いかろうが、
帰っておやすみ、お寺もあるだろ、
お乳母さん、いいさね、
おまえのお嬢さんは、牡丹の花だよ)
 
九州筑後の出身の方は、
上の歌を、どうぞ声に出して
読んでみてください。
 
柳河弁の微妙なニュアンスが
感じ取れると思います。
 
 
 
 
 

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この二つの歌、とてもよく似ています。
 
長崎も柳河の方言も
「ん」の音が大概の場合、語尾に付く。
 
漢土(大陸)の影響と白秋は言います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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かつて、九州筑後と長崎は、
陸路ではなく、
有明海という海路で
直接つながっていました。
 
柳河のオキノハタの人たちは、
有明海に出て、島原や長崎と交易。
 
五島沖の海産物や、
長崎の舶来物を取引し、
たいそう栄えました。
北原白秋の実家
「古問屋(ふっどいや)」も
豪商でした。
 
 
 
 
 

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菊美人も、
長崎に出先の問屋があったように、
城島、瀨髙の酒も、
江戸期には筑後川、矢部川を下り、
有明海を通って、
長崎が一大消費地。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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白秋が歌う、
トンカジョン(兄)、
チンカジョン(弟)、
ゴンシャン(娘)などの
ハイカラ言葉は、
長崎発祥のオランダ言葉。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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有明海での酒や米、
海産物の交易が、
柳河と長崎の
共通の言葉や文化を
結びつけているのが、
興味深い。

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2012年
2月10日、金曜日。
 
いよいよ、
今年も蔵開きの季節が
やってきました。
 
酒蔵には、続々と
しぼりたての新酒が
誕生しています。
 
 
 
 
 
 
 
 

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福岡県と佐賀県は、
全国でも屈指の
酒蔵びらきがある県です。
 
この週末から、4月上旬まで
必ずどこかで週末は蔵びらきが
開催されています。
 
詳しくは
 
明日は、城島酒蔵びらき。
9つの蔵が一斉に酒蔵開放。
私も行きます(笑)。
 
 
 
 
 
 

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ある情報誌に
「酒蔵びらきの心構え」
書いてありました。
 
一、防寒対策は十分に。
一、歩きやすい靴を選ぼう。
一、リュックサックはお役立ち。
  (最近はコロコロ持参の方も)
一、一万円札は両替しておこう。
 
ナルホド。ためになります。
 
 
 
 
 
 
 
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今日は、私は宗像の
「亀の尾」醸造元「伊豆本店」。
 
明日は、城島蔵開きへ。
 
会場で見かけたら、
お声掛けして下さいね。
 
一緒に飲みましょう。
 
 
 

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2012年
2月2日、木曜日。
18時。
 
久留米市東櫛原町、
萃香園ホテル。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今日は、全酒類卸売、
株式会社本村商店、
本村康人社長の
黄綬褒章受章記念祝賀会。
 
本村社長には、
公私ともに
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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褒章には、
紅、緑、黄、紫、藍、紺の
六色があり、
黄綬褒章は、
「仕事に精通するもの」
という規程。
 
経済人は、
この「黄」綬褒章を
受章します。
 
 
 
 
 
 

 

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本村康人社長の
酒類業界への
多年に亘る貢献と、
久留米商工会議所会頭などの
社会貢献を顕彰して、
この褒章は贈られたもの。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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酒類業界は勿論ですが、
久留米の政財界の
お歴々が揃っての祝賀会。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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本村会頭のお人柄もあって
総勢400名もの
大パーティとなりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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商工会議所会頭という
重責も勿論ですが、
酒類業界でのリーダーシップも。
 
どうぞ、これからも
ご指導よろしくお願いします。
 
褒章受章、
本当におめでとうございます。

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2012年2月7日、火曜日。
 
菊美人の系列の
酒類卸販売会社。
 
ある会社の依頼があって、
福岡県でできたお酒を揃えました。
40蔵の125種類のお酒です。
 
福岡県は、現在73蔵。
うち、日本酒製造蔵は65蔵
その数、全国5位です。
ご存じでしたか。
 
 
 
 
 

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ちなみに1位 新潟94蔵、2位 長野88蔵
3位 兵庫84蔵、4位 福島66蔵。
焼酎も入れると、
鹿児島が110蔵で1位になり、
福岡はやはり73蔵で5位。
 
福岡県は全国に名だたる銘醸地。
福岡の特徴は、日本酒、焼酎、両方あるところ。
 
現在、注目されている、
梅酒を中心としたリキュールも、
福岡県は清酒ベースあり、焼酎ベースありで、
とても種類が豊富なことが特徴。
 
 
 
 

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写真のように、
これくらい揃うと圧巻です。
 
福岡の人と料理には、
福岡の米と水と人で造った
福岡の酒。
 
どれもおいしいものばかり。

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2012年
2月3日。金曜日。
朝8時。
 
今日は、
2月の最初の午《うま》の日。
初午《はつうま》。
 
たまたま、今年は、節分の日と重なって、
世間は豆まきの話題ばかりですが、
今日は「初午の日」でもあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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初午は
「お稲荷さまのお祭り」。
 
菊美人の敷地内には、
稲荷社があります。
 
初午の日には、
神主さんをお呼びして、
社員皆でお参りします。
 
稲荷神は、
キツネが神様の使い。
キツネの好物、
油揚げをお供えします。
 
 
 
 
 
 

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ちなみに、
いなり寿司は、
稲荷神社の使い、
キツネの好物が
油揚げからの由来。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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さらに、ちなみに、助六寿司。
 
歌舞伎で「助六」の情婦は
「揚巻《あげまき》」。
まぁ、いわゆる傾城。
 
げ(いなり寿司)と
き寿司が入っているから
「助六寿司」。
 
ひねりが効いてて、
洒落ています(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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話が横道にそれました。
 
今年は、
社員が「おやしろ」の色を、
きれいに塗り直してくれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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皆で、お稲荷様へ、
家内安全、商売繁盛を
お祈りしました。
 

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2012年2月2日。
午前11時。
 
菊美人の蔵にて。
 
今年の日本は大寒波。
豪雪に見舞われている日本海側が
連日ニュースで報道されています。
 
今日は今年最大の寒波。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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九州筑後の菊美人でも初雪です。
 
朝から温度計はマイナス。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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なんだか、本州から見れば
申し訳ないくらいの雪ですが、
これくらいでも、九州では大騒ぎ。
 
高速道路は上下線通行止め。
国道は大渋滞です(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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菊美人の蔵の庭も
雪化粧。
 
佳境の酒造りと蔵開きの準備。
 
慌ただしさの中で、
ほっと和む風景でした。
 
 
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あっというまに、
2月に突入。
 
慌ただしい毎日。
もう一回、
1月が欲しいくらいです。
 
ん? 12月のときも
そんなことを
言っていたような(笑)。
 
2月19日の
菊美人の酒蔵開放。
近づいてまいりました。
 
 
 
 
 
 
 
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JR瀬高駅。
菊美人の蔵まで、
車で5分。
歩いて15分。
 
駅での蔵開きの案内の
飾り付けもできました。
 
飾り樽が、
皆様のご来蔵を歓迎しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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JR瀬高駅は、
鹿児島本線の
久留米駅と大牟田駅の中間です。
 
九州新幹線開通で、
残念ながら、
特急有明はお昼の時間
なくなってしまいましたが、
しっかり、
快速は1時間に2本停車します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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蔵開きの当日は、
9時半から4時迄、
JR瀬高駅と菊美人蔵を結ぶ、
無料のジャンボタクシー
(10人乗り)を2台、
シャトル運行します。
 
大牟田、久留米、福岡市近郊から
いらっしゃる方は、
是非JRで。
 

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2012年
1月28日、土曜日。
夜7時。
 
福岡市西中洲、
小料理「悦」。
 
今夜は、
お酒の学校6期生の新年会。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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お酒の学校の生徒さん達は、
さすがに飲み歩いて
いらっしゃいます。
 
福岡市内のおいしいお店、
よくご存じです。
 
飲み会は当然、
おいしいお店ということになります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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小料理「悦」さんは、
おでんがおいしいことで有名。
 
日本酒も福岡のお酒を中心に
豊富な品揃え。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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これは、前菜。
 
カジメ(海藻)とナマコ。
このカジメ、粘りがあって、
ナマコとの相性が秀逸。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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おでんは、
だしがあっさりしていて、
品がいい。
 
品数も多かったのですが、
完食しました。大満足。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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本日飲んだお酒の種類。
まぁ、おいしかったこと。
 
冬は間違いなく
行きたくなるお店。
 
おかみさん、
おごちそうさまでした。

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2012年
1月24日、午前。
 
菊美人の蔵の庭にて。
 
なかなか紅葉や落葉が
すすまなかった木々も
すっかり葉を落としました。
 
夏には、
びっしり葉をつける
蔵のおもてにある
トウカエデも
この様子。
 
 
 
 
 
 

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欅《ケヤキ》も、
葉を落としています。
 
ケヤキとは、
木偏に「挙」と書くけれど
本当にその通り。
 
「はいっ」と、
子どもが元気よく
手を挙げているように
空に向かって、
あっぱれなほど、
枝が伸びています。
 
 
 
 
 
 
 
 

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菊美人の庭には、
蝋梅《ロウバイ》と、水仙。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2本ある
蝋梅《ロウバイ》も、
今年は残念ながら、
あまり花をつけなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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水仙は、冬の花。
 
冬は、
花がすくないせいか、
ひときわ目を惹きます。
 
 

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2012年
1月25日、水曜日。
 
菊美人の蔵、
麹室《こうじむろ》。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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日本酒は、
お米のデンプンを
糖に変え(糖化作用)、
その糖を酵母が、
アルコールとCO2に
変換する(発酵作用)ことで
できあがります。
 
(並行複発酵と言います。
世界に類を見ない
日本酒独自の
緻密な醸造法です。)
 
 
 
 
 
 
 
 

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このデンプンを
糖に変える(糖化)働きをするのが
「麹《こうじ》」です。
 
「一麹、二酛、三造り
《いちきく にもと さんつくり》」という
酒造りの言葉もあるように、
「麹」造りは、
酒造りの大きな要素を占めます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今朝は、大吟醸用の米、
35%精米の山田錦の麹の仕事。
 
蒸し米を甑《こしき》から
取り出して、
手でほぐし、品温を調整。
(上から2.3枚目の写真)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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麹室へ引き込んで、
種切り(麹菌をふること)します。
(上から4.5.6枚目の写真)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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種切りの方法は、
蔵ごとに万流。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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うっすらと
「もやし(麹菌)」が、
宙を舞っているのが
写真でわかりますでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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これは
「仲(なか)仕事」の様子。
蓋麹(ふたこうじ)。
 
菊美人、
完全手作業の麹造り。
 
気の抜けない仕事が続きます。
 

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2012年
1月22日、午前8時半。
 
菊美人の仕込み蔵にて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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日に日に、
仕込みタンクに
醪《もろみ》が、
満たされていきます。
 
仕込み蔵にも、
甘酸っぱい酒のもととなる
香りが漂ってきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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これは、
九州男児本醸造になる、
酒造米「夢一献」
70%精米のもろみ。
 
留《とめ》後、
2日目の
もろみの状貌
(表面のこと)です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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酵母が発酵を始め、
炭酸ガスを出し始めました。
 
表面のお米をもちあげ、
泡を出し始めています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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もろみが、
うねり始めました。
 
刻一刻と表面が、
隆起していきます。
 
あたかも、
マグマが地表から
流出するかのようです。
 
旺盛な発酵がはじまった証拠。
 
 
 
 
 
 

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左の写真4枚は、
一分おきに撮影。
 
どんどん表情が変わっているのが
わかりますでしょうか。
 
醪《もろみ》は生きています。
時間を忘れて見入ってしまいます。