2011年1月アーカイブ
1月19日、水曜日。
夜7時。
ソウル近郊、高陽市。
今年の冬は、
日本も大変な寒さですが、
韓国は日本以上です。
プサンは96年ぶりの寒さ、
ソウルも20年ぶりの寒さ。
ソウルはマイナス19度まで
下がったとのこと。
いくら福岡が寒いと言っても、
比較にならないくらい凄すぎる。
覚悟してやってきましたが、
本当に寒い。
ソウル初日、お取引先が、
歓迎会を開いて下さいました。
これは「いのしし」の肉。
「いのしし」の肉の
焼肉専門店です。
韓国では「いのしし」は、
高級料理。
滋養強壮の食べ物。
九州では時折、
野生の「いのしし」を捕まえたからと、
ぼたん鍋(しし鍋)に誘われたり
するのですが、
この韓国の「いのしし」は、
ちゃんと飼育して、
養豚ならぬ養猪しているそうです。
当然ですが、
私、「いのしし」の焼肉は
生まれてはじめて。
肉は硬いかと、
思っていましたが、
存外、柔らかい。
淡泊で臭みもなくて、
あっさりしています。
とてもおいしい。
さすがに、レアでは食べずに、
しっかり焼いて食べます。
ちょうど来韓されていた、
新潟県の株式会社港製菓の
高橋社長、坂場部長も
ご一緒に食事会。
うちの韓国のお取引先と
長年のお付き合いが、
あるそうです。
左手前の方が、
このお店のオーナー。
大変なごちそう。
「郷に入れば郷に従え」。
ビールは「カス フレッシュ」、
そのあとは、真露(ジンロ)の
「チャミスル フレッシュ」。
韓国でのお酒のやりとりは、
注ぐときも注いで貰うときも、
かならず両手を添えます。
いつも感じるのですが、
韓国の方はそれをさりげなく
振る舞われます。
長幼の序、さすが儒教の国。
韓国の礼儀作法、見習いたいものです。
これは、
「いのしし」の
「トッカルビ」。
「トッカルビ」とは、
肉をいったんミンチにして、
それをくっつけて焼いたもの。
締めには、
冷麺をいただきました。
当然のことですが、
韓国の方から
連れて行ってもらうと
本当においしい料理に
出会います。
お店の前での集合写真。
韓国とのお取引も長い
港製菓様からは、
貴重な体験談を
聞かせて頂きました。
ありがとうございました。
1月24日、月曜日。
午前11時。
福岡市吉塚駅近く。
福岡県酒造組合。
福岡県酒造組合には、
福岡県醸造試験所という
子会社があります。
このたび、
この子会社がもつ
土地の有効利用として、
貸事務所を
建設することとなりました。
今日は、その新築工事に
あたっての地鎮祭。
関係者が集まっての
神事となりました。
刈初(かりそめ)の儀を、
建築主の、
わが酒造組合の高木泰三郎会長。
鍬入れの儀を、
借り主の(株)サトーの
井戸川定信支社長。
杭打ちの儀を、
施工主の大和ハウス工業の
杉村雅之所長。
玉串の奉納も
無事に終了。
約2年に亘り、
話し合いを重ねての着工。
財産を有効利用して、
ひいては福岡県の
酒造りの一助となる
ためのプロジェクトです。
3月31日までの
工事の安全、無事故を
皆で祈願しました。
1月19日、水曜日。
夕方5時。
ソウル仁川(インチョン)空港。
福岡ーソウル、
インチョン国際空港までの
フライト時間、1時間。
あっという間。
無事に到着しました。
到着ゲートから、
入国審査までの通路には、
このように、
韓国の芸能・文化・生活が
紹介されていて楽しい。
入国審査。
インチョン空港は、
とてもスピーディです。
昔はかなり待たされましたが、
今は待ち時間5分程度。
アジアのハブ空港を
自認するだけあります。
荷物が出てくる前に、
入国できました。
5時10分に着陸して、
まだ5時30分。
やられました。
危惧していましたが、
やはりスーツケースには、
黄色のタグ、錠前が付いています。
この黄色のタグ、昨年、1時間以上、
足止めさせられて、大変な目に遭いました。
密輸犯みたいで大汗かいたのを憶えています。
この黄色の錠前、税関審査場が近づくと、
音楽が鳴り出します。びびります。
今回はしっかり写真に撮りました。
みなさん、これが現物です。
韓国への、お酒の持ち込みは、
一人につき720ML1本です。
15本も持ち込むのですから、
自社製造のお酒であろうが、
サンプルであろうが、
当然申告です、はい。
今回は、税関で、
もめないようにあらかじめ
インボイスを
日本で作成していました。
あれこれ質問されることなく、
スムースに申告課税されました。
すぐ近くの両替をする銀行で
税金を払って終了。
今回は5分で課税終了。
行くたびに色んなことを
学ばせて頂いて、
すこしずつですが、
以前より賢い対応が、
できているようです。
空港に迎えに来て
頂いていたお取引先の方を
待たせることもなく
お会いできました。
とにかく外は寒い。
頬も耳もちぎれるように痛い。
マイナス10度。
舗道は雪が根雪のように
なっていて凍っています。
これから5日間、
極寒のソウル(泣)。
1月15日、土曜日。
菊美人に一通の
エアーメール。
北京からの手紙です。
北京、1月5日の消印ですから、
航空便でも10日ほど
かかるのですね。
5元となっていますから、
63円位です。
昨年、北京にて
大変お世話になった、
株式会社和醸の山本社長からの
年賀状。
ご丁寧に航空便にて。恐縮至極。
内容を読んでびっくり。
北京に訪問した際、
「新光天地」という北京ナンバーワン
百貨店に山本社長とともに来訪。
地下食品売場に日本酒売場を
作りたいと山本社長、
熱く語っておられました。
私も韓国での日本酒販売の
経験などお話ししていたのですが、
日本酒売場ができたそうです。
約2ヶ月で、山本社長、
「夢」を「現実の形」に変えられました。
北京のナンバーワン百貨店に
日本酒売場ができました。
なによりも、うれしかった。
おめでとうございます。
実は、年末、菊美人も
(株)和醸を通じて、北京へ
初出荷しました。
祝!菊美人、北京進出(笑)。
もうじき通関もできるようです。
新光天地百貨店に
「菊美人」も並びます。
1月19日、水曜日。
午後3時40分。
大韓航空、KE790便。
出張の予約は、
航空会社のインターネット予約で
済ませます。
登録は面倒ですが、
航空会社のカードは
きちんと作っていた方が
メリットが多い。
基本情報が全部入っていますから、
チェックインの時間も短縮。
タダですし、損はありません。
福岡ーソウル仁川、今回の価格は、
22,185円。
や、や、安すぎる。
いくらオフシーズンとはいえ、
正規料金ですよぉ。
しかも片道ではありません。
往復です。
片道1万円(笑)。
大阪、行くのより安い。
さらに、さらに、
写真わかりますでしょうかぁ。
個別の
テレビモニター。
着脱可能の
コントロールスイッチ。
ワンタッチで
シートのアレンジ。
なんと、180度まで
フルフラットに倒せます。
初めて乗りました。
180度フルフラットの
シェル型シート。
大韓航空、自慢の
「プレステージスリーパーシート」と
いうそうです。
いつのまにか、
ビジネスクラスに
ランクアップして
もらってました。
1万円しか、
払ってないんですけど(汗)。
残念ながら、
食事は
いつものおなじみ、
クロワッサンサンド(笑)。
ツアー客ではなくて、
個人購入のお客様ということと、
航空会社のカードを、
もっていることでの
グレードアップなのでしょう。
やっぱり、
航空会社のカードは
作っておいて損はない。
ソウルまで飛行時間1時間。
フルフラットを体感できたのは、
残念ながら、
たったの5分(泣笑)。
先日の1月8日、
お酒の学校の新年会。
そのときに蔵元は5名参加。
新年の「福男」を選ぶ
お楽しみの抽選会がありました。
そのくじで幸運を
引き当てた
「フクオトコ」は、私(笑)。
その当たりくじが、
このなんともめでたい
三段重ねの「かわらけ」でした。
土器と書いて「かわらけ」です。
お酒の学校の2期生、
岡由美さんの弟さんが
この「かわらけ」を作る
土器師(はじし)らしい。
「かわらけ」は神儀に
使うことから、
「土器師」は昔より聖職。
ちなみに、土器氏は、
大和朝廷から御用を受けた
土師氏の流れ。
土師(はじ)という名字は、
由緒ある聖職の名字。
器には「松竹梅と鶴亀」。
とてもおめでたい。
丁度、菊美人の樽酒が
ありましたので飲んでみると
とても「かわらけ」と合います。
ところで、この「かわらけ」、
お酒をどんどん吸い込みます。
口をつけると、
唇までひっつくほど吸水。
いったいどのくらい吸い込むか、
実験してみました。
3つの器を水につけると、
220グラムが250グラムに。
15%ほど水を吸いこみます。
「うつわ」が酒を呑むかのよう。
「かわらけ」は、素焼きの土器。
昔は、造り方が稚拙で、茶褐色。
こんなにきれいな乳白色では
ありませんでした。
一度、お酒を盛ると染みいり、
脆くなるのと、
神儀ということもあって、
一宴ごとに使い捨てだったそうです。
現在は乾かせば、とても長持ち。
もったいなくて、
何度も使ってます(笑)。
1月19日、水曜日。
午後2時。
福岡空港、国際線。
今日から、4泊5日で、ソウル出張。
今回の出張の目的は、
ソウルでの日本酒造組合中央会主催の
韓国SAKEイベントへの参加と、
お得意先へのご挨拶、そして
新規納入先の百貨店での試飲販売。
今回の出張は、私一人での渡韓。
韓国大好きの、
韓国担当営業部長、兼、通訳の家内は
長女の受験のため、
断腸の思いでお留守番。
今まで渡韓は、
会話はすべて家内にまかせっきり。
今回、一人での出張。とても不安。
今回の荷物は、スーツケース2個と
リュックサック、合計55キロ。
書類などの重い荷物20キロは、
リュックサックで担いで、
機内持ち込み。
スーツケースの中は、
着替え以外すべて菊美人(笑)。
全部で720MLが15本。
スーツケースの重さが、
35キロ超。
一人あたりの機内預けの
制限重量は20キロまで。
5キロはサービスしてもらって、
なんとか10キロの
超過料金で済みました。
プライオリティパスカードを
使ってラウンジへ。
ちょうど福岡空港は、
KALラウンジが使用できます。
ラウンジには、
日本酒もありました。
宝酒造、松竹梅の
特別純米。
しっかり頂きました。
さすが、大手。
きれいに
まとまっています。
お昼過ぎの便と
いうこともあって、
日本人、韓国人、
半々のようです。
福岡ー仁川(インチョン)は、
アシアナ航空と大韓航空が
就航していて、一日5便も
あります。
2社就航ですから、
価格競争もあって、
安くてとても便利。
つくづく、アジアへの
福岡の地の利を活かしたい
ところですね。
本当に便利だと思います。
ということで、一日おきに、
韓国酒見聞録、
「半島へ、再び」シリーズ
はじめます。乞うご期待。
1月16日、日曜日。朝9時。
菊美人の蔵のある、
みやま市瀬高町上庄。
上庄保育園。
前日から大雪警報が筑後地方にも。
天気予報がプラスにはずれて、
心配された雪も、
降らずにすみました。
センター試験2日目の長女も
交通機関に遅れもなく
無事に出かけました。
今日は、私も通った上庄保育園の
マラソン大会。
この保育園の副理事長を
仰せつかっていますので、
応援に。
おとうさん、おかあさんたち、
大人のほうがよっぽど、
寒そうです。
おとうさん、おかあさん達も、
伴走します。
この写真は、1才児。
もうしっかり
走れて(歩けて?)います。
三才児からは、
園の外を走ります。
寒空の中ですが、
子ども達のように
元気に活動したいものです。
今日は、応援のつもりが、
子ども達から
元気を頂いて、
私の方が、
応援してもらいました(笑)。
1月15日、土曜日。午前11時。
福岡市、天神。
西鉄グランドホテル。
今日は、江上昴介氏の、
黄綬褒章受章祝賀会。
江上昴介氏は、
青年会議所の大先輩で
また、
同じ瀬高ライオンズクラブの
メンバー。
公私ともに大変
お世話になっている方。
福岡県の建設組合の理事長などを
歴任され、長きに亘って、
建設業界に尽くされたこと、
そして青年会議所や
ライオンズクラブなどの社会奉仕を
続けられたことに対して、
顕彰されたものです。
受章の賞状には、
受章時の内閣総理大臣の名前。
「管直人」の字。
栄えある褒章をお祝いして、
祝賀パーティとなりました。
そもそも、褒章には、
紅、緑、黄、紫、藍、紺の六色があり、
黄綬褒章は、仕事に精通するものという
規程があり、経済人はおもに
この「黄」綬褒章を受章します。
余談ですが、私の父も十数年前、
酒類業界への功績が認められて、
黄綬褒章を受章しています。
江上昴介、萬喜子ご夫妻と
発起人の皆様がお出迎え。
発起人の皆様のご挨拶。
左より、
現福岡県建設業協同組合、
理事長、内藤建三氏。
みやま建設業組合、
理事長、金子和英氏。
瀬高ライオンズクラブ、
会長、小宮浩義氏。
友人代表、板橋喜祐氏。
どなたも知った方ばかり。
お世話様でございます。
パーティは、
200名の皆さんが
集まってのお祝いの会と
なりました。
江上昴介、萬喜子ご夫妻のご挨拶。
皇居に参内され、天皇陛下に拝謁、
お言葉を頂戴したことの
エピソードをご披露されました。
この不況の時代、順風満帆のとき
ばかりではなかったはずです。
長年に亘る業界でのリーダーシップ、
また奉仕活動は私たち経済人の模範。
これからもどうぞ、
ご指導よろしくお願いします。
本当におめでとうございます。
実は、今年の冬は、
我が家にとって、
一大事が起きています。
長女が大学受験。
先日はセンター試験。
雪を心配したのですが
無事に大過なく終了。
さて、その我が家の一大事を
聞きつけて、
家内がとても親しくしている方から
「差し入れ」が届きました。
合格祈願お菓子(笑)。
これは、ご存知「キットカット」。
「きっと勝つと」のゴロ合わせ。
「大学いも」味と「紅白パック」の
2種類。
「トッポ」と「コアラのマーチ」。
TOPPOはTOPPA(突破)に
なっています。
「コアラのマーチ」は、
コアラは寝ていても、
木から落ちないことに
験を担いでいます。
うなるほどよく考えてるなぁ。
ブレンディの
カフェオレは、
「勝てオレ」だそうです(笑)。
すごい。
まぁ、長女も
感動していました。
ありがとうございます。
お気持ちに感謝。
これは、先日、
私が十日恵比須で、
頂いてきたお守り。
これから、私立大学、
国立二次と続きます。
頑張れ!
1月12日、水曜日。
午後3時。
菊美人の蔵の中。
いよいよ蔵の中は酒造りで
熱を帯びてきています。
杜氏を中心に製造チームは、
慌ただしくなってきました。
蔵への泊まり込みも
始まっています。
泊まり込みが始まると、
蔵のまかないで、
母や家内を中心として、
女性陣もおおわらわ。
女性陣の頑張りぶりは、
後のブログにて。
今日は、巡回指導の日。
福岡県醸造試験所の鈴木先生、
福岡県生物食品研究所の
一松先生、大場先生が来蔵。
今年の菊美人の
造り始めの出来具合の確認と、
今年の米や気候から、
酒造りの特徴を話し合いに
来て頂きました。
写真は、大吟醸造り用の、
糸島産、酒造好適米「山田錦」
35%精米の麹。
きちんとできあがっているとの
評価をうけました。
酒母の様子。
だんだんと量をふやして
造っていく段仕込みの
「もと」になるものですから、
酒母(お酒の母)といったり、
酛(もと)といったりします。
今年のお米は、
猛暑で全国的に不良が
多かったのにもかかわらず、
幸運にも福岡のお米は、
安定して良好だということ。
しっかり、いいお酒が
できるとのこと。
気候が、例年になく
寒い日が続いているので、
温度管理に一層の
気配りをすることなどの
指摘がありました。
酒母も良好。
順調に生育しているとの
ことです。
酒蔵びらきの頃は、
とてもいい香りのお酒が
できあがります。
1月11日、火曜日。
夕方6時半。
大牟田市、
オームタガーデンホテル。
今日は、
ライオンズクラブの新年会。
ライオンズクラブ(LC)は、
新年の例会は
合同で開催するのが恒例。
地元の大牟田LC、大牟田中央LC、
大牟田不知火LC、大牟田三池LC、
そして私が所属する瀬高LC、
5つのクラブの合同新年例会。
5つのクラブを代表して、
大牟田三池LCの
内田康雄会長の新年のご挨拶。
新年の合同例会と
いうこともあって、
北九州市から
本年度の福岡県の会長、
吉田勲ガバナーも
おいでになりました。
ぜんたい、
忘年会はなんだか、
わいわいと宴が、
始まるのですが、
新年会は、きちんとした
挨拶があって、宴会までに
1時間くらいの式典が
あるのが通例ですね。
わたくし事ですが、
新年会も今日で5回目。
忘年会から数えてみると、
この年末年始、すさまじく
宴会が続いています(泣笑)。
中央のお三方が、本年度の
瀬高LCの三役。
あと半年、メンバーの
牽引役として、
よろしくお願いします。
式典後は、
和気あいあいと、
懇親会。
お酒は、燗の菊美人です。
新年を寿いで、
尺八と琴の演奏が
ありました。
ブログ用に写真を
撮るために近づいたのですが、
とても魅了されました。
実は、琴の演奏を、
間近で見たのは、はじめて。
琴の弦をはじくだけでなく、
つまんだりして、
音を出すのですね。
とてもたのしい新年会と
なりました。
1月11日、午後3時。
JR鹿児島本線、吉塚駅。
今日は「十日恵比須」の
最終日。
福岡県庁前の東公園の
一角にある「十日恵比須神社」。
ふだんは、
ひっそりしているのですが、
この新春の4日間は、
ごったがえします。
博多券番の芸妓の
お姉様がたがお参りする
徒歩(かち)参りが有名ですね。
商売繁盛を祈願しに
やってきました。
4日間で、
100万人の人出。
それを当て込んで、
露天商もたくさん出店。
めずらしいところでは、
易の露天。
なつかしいですね。
最近はめったに
見なくなりました。
拝殿の立派なしめ縄。
大勢の人が参拝。
商売繁盛のお札と、
長女のための
学業お守りを頂きました。
帰り道の光景。
皆さん、福引きの福笹や小槌、
お札を頂いて晴れやか。
頂いた商売繁盛のお札、
きちんと神棚に奉納。
いい年になりますように。
おまたせしました。
蔵開きの内容が決まりました。
今年は、2月20日、日曜日。
今年で8回目。
おかげさまで回を重ねるごとに
お客様の数も増え、
昨年は2500人を超える
皆様にご来場頂きました。
2月のこの時期は、
一年間の中で一番、天候も不順で
雨や雪が降ったりするのですが、
酒造りの様子が
一番よく皆様にお見せできるので、
敢えてこの時期に蔵開きをしています。
このPDFをコピーして、
当日ご持参頂ければ、
お楽しみ抽選券を差し上げます。
社員一同、
しぼりたての新酒とともに
皆様をお待ち申し上げます。
1月10日、夜9時。
みやま市瀬高町JR瀬高駅前。
社団法人山門青年会議所の
新春祝賀会のあと。
料亭「正龍館」をあとにして、
ほど近い、
食彩工房「しゅん」で二次会。
菊美人たいへん
お世話になっているお店。
菊美人が飲める店で、
一番に紹介しなければ
いけないほど、
私も通っているのですが、
ブログ登場は初めて。
いつも、結構酔っぱらって
お店を訪れますので、
なかなか写真を撮る
タイミングがなくて(笑)。
たこブツを、
菊美人の熱燗で頂きました。
干支にちなんで、
ウサギの徳利。
新春にとても、
おめでたい。
「しゅん」は、大皿で
作り置きしている
お酒の肴がとてもおいしい。
このおいしい酒の肴を
あてこんで、
ふらりとお父さん達が
立ち寄ります。
この3人もお店に、
妙に溶け込んでます(笑)。
左から、
ルーフタイルタナカ、
代表、田中悟氏。
瀬高薬品株式会社
代表取締役、皆川達也氏。
田中庭園、
代表、田中伸明氏。
山門青年会議所OB。
みな、仲のいい友人達です。
示し合わせた訳では
ないのですが、
二次会が、
8名近くの集まりになり、
ふたたび、大宴会。
寄せ鍋まで出てきました。
「しゅん」のご主人、
姫野英俊氏。
ありがとうございます。
いつも美味しい料理を
リーズナブルに
提供して頂きます。
今年も菊美人
よろしくお願いします。
みやま市瀬高町下庄2305-1
食彩工房「しゅん」
TEL. 0944-62-3061
1月10日、午後5時。
みやま市瀬高町JR瀬高駅前。
料亭「正龍館」。
今日は、朝から
とても冷え込んでいます。
今年は、九州、福岡も
例年にない寒さが、
続いているようです。
今日は、社団法人
山門(やまと)青年会議所の
新年祝賀会。
40才までの地元の企業経営者を
中心とする青年経済人の集まり。
全国組織で、750の青年会議所、
45,000名の規模をもつ団体。
地域経済、まちづくりの
担い手として、また、
多くの政治家も輩出しています。
私も、山門青年会議所のOBとして、
祝賀会参加しました。
料亭「正龍館」の
大広間が満員。
180名の座りの席は、
圧巻です。
みやま市長、柳川市長を
始めとする来賓の皆様と
ともに新春を寿ぎます。
みやま市高田町の
「鼓動会」の皆さんによる
太鼓の演奏のオープニング。
山門青年会議所、
副理事長、藤井隆君
(株式会社藤和開発、
取締役専務)の開会の挨拶。
山門青年会議所、
第37代、本年度理事長、
牛嶋利弘君(サンエイ工業株式会社、
代表取締役)の
新年の所信挨拶。
立派なスピーチでした。
「全ては自分次第!」
周囲の環境のせいにせず、
みずからが動くことで、
閉塞する社会を打破していこう、
という青年経済人らしい
力強い年頭の挨拶。
桜庭公生OB会会長
(アルファ建築設計事務所、所長)の
ご挨拶。
本年度、私は、
OB会事務局長を拝命。
青年会議所の運営資金は、
すべて会員の拠出によるもの。
この不況の中、活動は
大変な「志」がないと、
できるものではない。
地域のまちづくり、ひとづくり、
未来を担う子ども達の夢づくりに、
46人のメンバーの皆さん、
頑張って下さい。
OBとして、支援していきます。
1月9日、日曜日。正午。
みやま市瀬高町。
菊美人の蔵から1分。
矢部川の土手。
福岡県筑後地方は、
お正月は、
青竹や藁を集めて、
野焼きする「ほんげんぎょう」が、
各地で行われます。
高さは10メートルほど、
直径も10メートルの
青竹の大きなやぐらを造り上げます。
その中に、お正月のしめ縄や
古いお札などを入れて、
焼きます。
その火で、身体を温めて、
一年の無病息災や五穀豊穣を
お祝いする行事。
地元の皆さんが大勢
集まります。
豚汁、ぜんざい、
お餅、焼きいも、
お酒のふるまいがあります。
公民館や区長会、老人会、
婦人会、小学校PTAを
中心に世話方の方が
昨日から準備。
お世話様です。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
12月16日、正午。
無事に二泊三日の研修行程を終了し、
秋田空港。
私たちの秋田来訪を
歓迎するかのような大雪も止み、
秋田からの出立のときには
からりと晴れ上がりました。
お昼は、
今回の秋田来訪でまだ
食べていなかった
「きりたんぽ鍋」。
比内地鶏も入っていた鍋。
おいしゅうございました。
さらには、
キリンビールのホップは
100%秋田産とのポスター。
これは、
飲まねばなるまいと、
比内地鶏の唐揚げと共に、
キリン一番搾り生ビール。
秋田名物、
食べ倒しました。
心残りはありません(笑)。
秋田空港の
ロビーの様子です。
秋田県大手の
高清水の広告。
「雪の茅舎」の広告。
奥は、
今回研修に行った、
「刈穂酒造」のグループ会社、
出羽鶴酒造「出羽鶴」の広告。
手前は、
木村酒造「福子町」の広告。
これは、
世界鷹グループ「北鹿」の
ディスプレイ。
今回の秋田県研修、
学ぶこと沢山ありました。
官産学が一体となって酒造りに
邁進していること。
官産学が一体となって秋田の酒の
おいしい雰囲気つくりに
努力されていること。
痛切に感じました。
まだまだ努力ができるところ、
福岡県たくさんあります。
菊美人もちろんですが、
福岡県全体でもいい酒造り、
雰囲気作り、
頑張っていきたいと思います。
1月8日、土曜日。夕方7時。
福岡市、中央区大手門、
博多ジャパニーズダイニング「はなび」。
お酒の学校の卒業生の
新年会。
福岡県の蔵元も
5蔵、集まりました。
大賀酒造、喜多屋、
杜の蔵、若竹屋、菊美人。
私を含めてお酒の学校の
歴代の校長全員が集合。
写真は、乾杯の音頭をとる
大賀酒造、大賀信一郎専務。
初代のお酒の学校校長です。
参加の卒業生、
お着物姿の方も多く、
華やかな新年会となりました。
会場の「はなび」さんは、
福岡の日本酒を
とても応援して下さるお店。
今日も、しっかり
参加した蔵元のお酒を
準備して頂いています。
この心遣いが本当に
ありがたい。
皆さんに、樽酒を
飲んでもらいたくて、
一升樽の菰冠(こもかぶり)を
もってきました。
また、今日は、
参加の全員に、おめでたい
素焼きの「かわらけ」の
プレゼント。
粋ですねぇ。
この「かわらけ」で、ふたたび、
「弥栄(いやさか)」の乾杯。
とても興味深いことが。
菊美人の樽酒と、この「かわらけ」、
とても相性がいい。
びっくりするほど、
樽酒が引き立ちます。
新年会の最後は、「はなび」の
店長で料理長でもある
塩川龍也さんから、お祝いの歌。
大いに盛り上がった新年会でした。
博多ジャパニーズダイニング「はなび」
福岡市中央区大手門3-3-14
ホテルサンライン福岡1F
TEL 092-722-0102
12月16日、午前9時半。
福岡県酒造組合18名による、
秋田県酒造研修出張三日目、
最終日。
いよいよ秋田県での、
酒造研修も最終日。
最後の酒蔵研修地に
到着しました。
秋田県大仙市神宮寺、
「刈穂(かりほ)」醸造元、
刈穂酒造株式会社。
刈穂酒造は、1913年創業、
約100年の伝統をもつ蔵。
特定名称酒を全量仕込まれていて、
そのうち4割が山廃系、生酛系の
酒母造り。
付加価値のある日本酒造りで
実績を挙げていらっしゃるお蔵。
お忍びで、
蔵においでになる方も多いようで、
安倍晋三元首相や、
蓮舫議員が
来蔵されている写真も。
最初に通されたのは、
立派な土蔵蔵。
土蔵蔵が、
ゲストルームになっています。
九州の風土には、
この土蔵蔵なるもの
ありませんので、
その重々しい威容に
びっくりしてしまいます。
刈穂酒造株式会社、
伊藤辰郎社長よりご挨拶。
中硬水でキレのあるお酒の
「刈穂」醸造元の
「刈穂酒造株式会社」。
軟水でソフトな酒の
「出羽鶴」醸造元の
「出羽鶴酒造株式会社」。
その二社の瓶詰め及び
販売会社としての
「秋田清酒株式会社」。
この三つの会社が、
グループ企業と、
なっているそうです。
これは、土蔵蔵の二階の様子。
製造については、
佐渡高智製造部長(写真左下)から
案内をうけました。
平成元年頃、
東京都北区滝野川、
醸造試験所時代の
同期生です。
とても久しぶり、なつかしかった。
この蔵も土蔵蔵。
「滄溟海(そうめいかい)」とあります。
「あおくひろい海」という意味とのこと。
嘉永3年、ペリー黒船の3年前に建立。
もともとは文庫蔵。
蔵の中は、
きちんと整理がされていて
とても清潔です。
普通の酒母室と区分して、
山廃用の酒母室が
あります。
純米酒の八割が
山廃・生酛系と
お聞きしました。
驚いたのが
槽(ふね)が、
6基もあります。
刈穂酒造の酒、全量を
すべてこの槽6基で
搾るとのこと。
槽搾りということは、
全て蔵人が酒袋を使って
搾るということ。
それだけ、手造りに
こだわっていらっしゃる。
ついに「六舟」という銘柄を
出されたそうです。
槽場には、小説家「水上勉」の書いた
「六舟」の色紙が飾られています。
一番、酒造りのピークの時に、
17人もの大所帯で
おしかけたのにもかかわらず、
本当に歓待して頂きました。
また、懇切丁寧に
教えて頂き感謝に堪えません。
蔵のシンボルの赤松。
刈穂酒造を辞するときは、
降り続いた雪もやみ、
青空が広がりました。
お世話になりました。感謝。
1月7日、正午。
福岡市、JR博多駅前、
博多都ホテル。
新春、恒例の
酒類業団体の
新年賀詞交歓会が
開催されました。
今年で52回目。
歴史ある酒類業界を
物語ります。
酒類業に携わる
メーカー、卸、小売の
業界の新年会です。
酒類業界の監督官庁である、
福岡国税局、
ビール4社、
大手清酒焼酎メーカー、
福岡・佐賀・長崎の酒造メーカー、
酒類卸売会社、酒類小売業、
勢揃いの賀詞交歓会です。
220名の参加。
福岡県酒造組合の
副会長の立場で
出席しました。
とにかく、
日本の景気が良くならないと、
お酒は動きません。
少しでも昨年より
景気が上向いてくれることを期待。
また、皆さんに、
おいしいと言って頂ける
お酒造りをお誓いして、
乾杯。
12月15日、水曜日。
夕方4時半。
今日の宿、秋田県横手市、
横手駅前の横手プラザホテル。
雪は降り続いています。
4時半でもこの暗さ。
懇親会まで、
小一時間ほどありました。
その間にホテルの隣にある
温泉へ。
フロントで和傘を
貸してくれました。
風情があったのでパチリ。
なんか私、
とてもうれしそう(笑)。
これは、温泉の靴箱。
びっくりしました。
この大雪。
地元の方々は、立派に
長靴を履かれているんですねぇ。
あまりに九州にはない
光景でしたので、
写真を撮ってしまいました。
温泉は横手温泉。
ナトリウム塩化物泉。
温泉を舐めると、
ちょっと塩辛い。
とてもいいお湯です。
芯から温まります。
さらに、見て下さい。
露天風呂はこれまで、
あまた入ってきましたが、
雪が積もった、そして
雪が降っている中での、
露天風呂入浴は、
生まれて初めてです。
あんまり感動したので、
脱衣所にカメラを取りに戻って、
温泉のお湯の中からの撮影。
すばらしいお湯でした。
その後、懇親会。
本日蔵見学をさせて頂いた、
「まんさくの花」醸造元、
日の丸醸造の、
佐藤譲治社長、高橋良治杜氏。
「天の戸」醸造元、浅舞酒造の、
柿崎秀衛社長、森谷康市杜氏、
四名の皆さんにも、
おいで頂いての懇親会。
この日も、我々の造った
酒も持ち込みましたので、
福岡の酒と、秋田の酒の
競演となりました。
写真左より、
「天の戸」柿崎秀衛社長、
「まんさくの花」佐藤譲治社長。
「天の戸」の
森谷康市杜氏さんからは、
最後に秋田民謡のプレゼント。
自慢ののども聞かせて頂きました。
懇親会までお付き合い頂き、
恐縮です。
本当にありがとうございました。
普通はこれで、大団円。
明日に備えて、
就寝となるのでしょうが、
うろうろと、夜の町に繰り出して
しまいました。
「中央町」という繁華街に行けとのこと。
やってきました、横手市中央町。
というか、雪がえらく降っていて、
この繁華街、通りには誰もいません。
僕らだけが写真を撮ったりして、
はしゃいでいる(笑)。
軒先には、
「つらら」が
できています。
のこのこ、
うろうろ夜の町に
繰り出したのは、
このふたり。
「庭のうぐいす」醸造元、
山口哲生社長。
いつもなぜか、同じメンツに
なってしまう(笑)。
この大雪の中に
繰り出した甲斐があって、
とても楽しい横手の夜が
すごせました。
秋田美人にも会えたことを
ご報告しておきます。
でもほんっとに寒かったし、
飲み屋街を歩いている人
少なかったなぁ。
1月5日、水曜日。
久留米市の
老舗のクラブ、
「ザ・メンバー」。
毎年、新年には、
菊美人の樽酒を
ご注文頂きます。
今日は、気の合う
仲間での新年会。
着物姿の美しい
お姉様方から
注いで頂きました。
ふだん日本酒を
飲まない方も、
樽酒だとおいしいと
飲んで頂けるとのこと。
新年のお祝いでお客様に
振る舞われるのですが、
2斗(一升瓶20本)の
お酒が3日でなくなるそうです。
樽酒は、
杉のさわやかなかおりと、
枡の縁の塩が、
酒の甘さを引き立てるから
とてもおいしい。
自分で自分のお酒を
褒めるのもなんですが、
とても美味でした。
年末年始のできごとを
ブログに優先しましたので、
秋田県出張ブログが
途絶えていました。
あと4つ記事がありますので、
1日おきに掲載します。
12月15日、水曜日。
午後2時。
秋田県横手市平鹿町浅舞。
「天の戸」醸造元、
浅舞酒造株式会社。
平成になってから、
全国新酒鑑評会、
通算10回、
金賞受賞されているお蔵。
山田錦を一切使わず、
地元の農家との契約米、
ミヤマニシキと秋田酒コマチで
金賞受賞されている蔵。
これは凄いことです。
同じ酒造り仲間が、
福岡から来蔵ということで、
大歓待をうけました。
森谷康市杜氏。
天の戸の名物杜氏さん。
夏は田んぼで米作り、
冬は酒蔵で酒造り。
「夏田冬蔵」という
ペンネームで本まで執筆。
うちの蔵と同じように、
「夏田冬蔵・絵日記」という、
ブログを毎日更新されています。
とてもおもしろくて、
ためになります。
折角、来て頂いたのだからと、
「原料処理のしかた」という、
7ページにわたる、
詳細な浅舞酒造の
原料米の処理方法の
レジメを頂きました。
何年もかかって確立された
技術を惜しげもなく
公開して頂きました。
感謝にたえません。
蔵の中は、
森谷杜氏の工夫がいっぱい。
お金をかけずに、
智恵と工夫で作業しやすい蔵に。
見習うところ満載。
蔵の中はうるさいので、
音でなく光で知らせるタイマー。
釜のお湯を定温にするセンサー。
水の定量給水のための、
ペットボトルを使ったセンサー。
通電しているかどうか、
ひとめでわかるパイロットランプ。
麹の温度を携帯電話で
わかるシステム。
購入して自作。
「だれでもできる」を目標に
森谷杜氏が実現されて
きたこと。
年功序列で、熟練の技を
プライドとしてもっている
蔵人たちを相手に、
すばらしい。
最後は10種類以上の
利き酒も。
主力商品の
「美稲(うましね)純米」
も飲ませて頂きました。
これは、
黒麹でつくった純米原酒。
コクがあって、
熟成がきいています。
ぬる燗でもおいしい。
得ることの大きい
浅舞酒造の酒蔵研修でした。
本当にありがとうございました。
お正月の三が日は、
いかがお過ごしでしたか。
私はゆっくり
過ごすことができました。
年末の「慌」から、
年始は「静」へ。
大牟田市の
オームタガーデンホテルに
ご挨拶。
年始の振る舞い酒は、
菊美人の樽を使って
頂いています。
ありがとうございます。
フロントに
しっかり飾ってありました。
3日は、
みやま市高田町にある
福岡サンレイク
ゴルフクラブに
ご挨拶を兼ねて、
初打ち。
午前中は、
とても陽気も
良かったのですが、
お昼からは
とても寒くなりました。
メンバーは、左から、
柳川市にある「国の寿」醸造元、
目野信太郎君。
みやま市にある「玉水」醸造元、
山下茂君。そして、私。
久留米市田主丸町にある、
若竹屋酒造場の篠田成剛君。
目野君、山下君は、同じ
瀬高酒造組合チーム。
ゴルフを始めて3年足らずで、
メキメキ腕を上げて
ゴルフが楽しくてしかたがない
篠田君をお迎えしての
楽しいゴルフの初打ち。
お正月が明けると、
みな蔵に入りますので、
つかの間の休息。
福岡サンレイク
ゴルフクラブは、
ビールをはじめ全酒類、
うちの酒類卸売会社から
納品させて頂いています。
日本酒は、山下君の「玉水」と「菊美人」。
しっかり頂きました。
寒い冬のゴルフ。
身体の芯から温まる
日本酒の熱燗に
かなうものはありませんよね。
2011年1月1日、朝9時。
毎年、元旦は家族揃って、
おせちを頂きます。
お座敷の床の間の様子。
菊美人も一緒に
お正月にお供えします。
良い年になりますように。
大晦日の朝日新聞、天声人語に
「初暦知らぬ月日は美しく」
「きびしい世相ですが、
未知の新しい日々に、
不安でなく、
希望を見ていきたい
(天声人語)」ものですね。
おせちは、
商売柄、
お得意先から、
たくさんお買い上げ。
お正月は、
「おせち貧乏」です(笑)。
元旦は、二種類の
おせちを頂きました。
お雑煮は、
江崎家伝来の自家製です。
9種類入っています。
大根、にんじん、ごぼう、
さといも、れんこん、昆布、
するめ、かしわ、もち。
あごダシの透明なお雑煮。
お屠蘇を頂きます。
菊美人に屠蘇散をいれて、
お屠蘇にします。
お正月、福岡筑後地方は、
お屠蘇を頂く風習。
これは、東肥の赤酒。
熊本県は、お屠蘇の代わりに、これを頂きます。
「灰持酒(あくもちさけ)」という
古来からの製法のお酒。
瑞鷹(ずいよう)酒造の赤酒。
弊社、全酒類卸売会社の取扱商品。
福岡県の南部の大牟田市でも、
結構売れます。
個人的に好きですので、
赤酒も飲んで元旦を寿ぎました(笑)。
ザラメを入れた老酒、紹興酒みたいで、
テリがあって、甘くておいしい。
2011年お正月。
菊美人の蔵も
お正月の装いです。
菊美人の門前の
注連飾り(しめかざり)。
松竹梅と
センリョウの飾り。
玄関先。
お正月の花、
ロウバイ(蠟梅)と
松を活けています。
店頭には、
頂き物の今年の干支、
うさぎの置き物。
廊下には、
「南天竹梅(なんてんちくばい)」。
南天は「難を転じる」意味で縁起物。
花器が竹。
梅は瑞梅枝(ずばえ)。
玄関には、
北原白秋直筆の色紙と、
万年青(おもと)の活け花。
万年青(おもと)は、
池坊の古典で、
お祝いのときによく使う花。
葉が偶数に実が一つと
奇数にします。
これは、葉が十枚で実が一つ。
母が活けました。
色紙は、白秋の春の歌。
当家で書いてくれた色紙。
「春あさみ
せとの水田(みずた)の
早緑の(さみどりの)
ねぜりは馬に
たべられにけり」
(「雀の卵」初出、
早春雑歌、春の耕田)
実物は、今年の蔵開きで
公開します。
そうそう、今年の蔵開きは
2月20日(日曜日)に
決定しました。
みなさま、おまちしています。
12月31日、金曜日。夕方6時。
菊美人酒造(株)も、
江崎酒類販売(株)も無事、
今年の仕事終了。
今年も大過なく、
家族も社員も元気に
仕事が全うできました。
今晩は、
父母、私たち夫婦、子ども達二人、
6人全員揃っての大晦日の夜。
私の飲み事が多いからなのでしょうか(汗)、
子ども達の習い事や部活が
忙しいからなのでしょうか、
今晩の食事は、年越しそば。
そばを茹でるのは、毎年、私の担当です。
年末になると、長野県から年越し蕎麦が
送ってきます。
「信州長野の蕎麦よりも、
あたしゃあなたの側(そば)がいい」
なぁーんていう都々逸があるように、
長野は蕎麦の本場。
送り主は、
2001年に日本青年会議所で
ご一緒だった土屋龍一郎会頭。
私が九州の会長の時の、日本の会頭。
長野青年会議所の
ご出身なので、
名物の年越し蕎麦を
当時の全国の役員チーム全員に
未だに送って頂いています。
蕎麦の製造元は、
山本修取締役は、
今年の長野青年会議所の理事長。
この年越し蕎麦、
「風味・のど越し・旨味」
全てにこだわって造った
究極の逸品だそうです。
うちで、一番大きな
鍋を準備していざ茹でます。
茹で時間は、
きちんと時間を計って
2分ジャスト。
充分な冷たい水で、
丁寧にもみ洗いをして
ぬめりを取ります。
できあがりました。どうですかぁ。
安永修社長が「有明海の新のり」を
お裾分けで、持ってきてくれました。
外は雪。暖かい部屋の中で、
家族と一緒に、信州長野の蕎麦と、
有明海の新のり。
菊美人と一緒に美味しく頂きました。
土屋会頭、安永社長、
ありがとうございます。幸せすぎる。
12月31日、朝8時。
昨日の夕方から断続的に
雪が降りました。
福岡市や久留米市では、
先日の雪が積もったようですが、
菊美人の蔵のある
筑後地方の平野部は
今日が初積雪。
2年連続で、
大晦日の雪。
とてもめずらしい。
道路までは凍結には
いたっていません。
おかげで、
営業・配送チームは
朝から元気よく今年最後の
積み荷を積んで出発。
本日まで、営業。
明日、元旦から4日まで
お正月休みを頂きます。
庭の様子。
お昼には、
この雪、溶けてしまうのでしょう。
菊美人の製造チームは、
年末、年始用の、
瓶詰め作業、
出荷作業も一段落。
いよいよ、この冬の
寒造りがスタートします。
みなさまに、
「おいしい」と
喜んで頂けるような、
酒造りを目指して頑張ります。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
12月29日、水曜日。
夕方6時半。
菊美人の蔵のある、みやま市瀬高町。
JR瀬高駅前、「料亭 正龍館」。
今夜は、
地元の(社)山門青年会議所の
OB有志による忘年会。
青年会議所を卒業してから、
10年ほど経ちますが、
このように、
年末ぎりぎり押し詰まっての
忘年会が恒例となっています。
気の合うもの同士、
今年一年の話題で
話も弾みます。
今日の宴会のメインは、
ふぐのてっさ。
菊美人の一升樽を
持ち込みました。
この菰樽の中味は、
たる酒。
暖かい部屋で、
杉樽のさわやかな
香りがする樽酒を
ヒヤで頂きました。
最後に記念写真。
この不況の中、
地方で企業経営をする
私たちにとっては
今年も順風な追い風では
ありませんでしたが、
みんな無事に年が越せることに
感謝です。
2011年元旦、土曜日。
早朝7時半。
大晦日の雪も残って、
元旦の早朝。
雪が積もりました。
元旦で、みんな朝は
ゆっくりなのでしょう。
道路には一台の車の
わだちがついているだけ。
矢部川の土手から、
菊美人の蔵と煙突。
蔵も雪景色になりました。
みなさま、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
矢部川を瀬高橋から
望みました。
北東の空が、
ほのかに青空。
今日はいい天気に
なるのでしょう。
下流からの、
瀬高橋の写真。
自宅の中庭、
古田織部の灯籠にも、
マンリョウにも
雪が積もっています。
皆様のおかげをもちまして、
本日、このブログ
400号となりました。
400号が、偶然にも
2011 年の元旦に
達成できるのもなんか、
私、おめでたいというか、
運がいいというか(笑)。
昨年の4月から、
毎日欠かさずブログを
アップすることができました。
「ブログ見てるよ」、「よく飲み食いしてるね」、
「太るはずだよ」などの皆様からの
暖かい励ましの声に支えられて、
褒められると伸びるタイプの私。
楽しくブログ続けることができました。
最近は、毎日の平均アクセス数も450件。
これからも楽しいブログ発信していきます。
日本酒製造業を、全酒類卸売販売業を
天職として、今年も頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。