2500年前の徳利  2011台北見聞録(14)

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5月8日、日曜日。
台北北部、
国立故宮博物院。
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今回の故宮博物院で
一番見たかったのは、コレ。
嵌緑松石金属絲犠尊。
「緑松石(トルコ石)を
嵌(は)めた、青銅器の
「犠尊(ぎそん)」。
お酒の入れ物、徳利です。
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「犠尊」の
「犠」は、いけにえ。
「尊」は酒を入れる入れ物。
亡くなった皇帝とともに
埋葬されたりしたのが、
「犠尊」と思われます。
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さて「尊」という字。
もともと、
お酒をいれる容器のこと。
これに木ヘンをつけると、
「樽」になりますよね。
「尊」の象形文字は、
写真のように、
「酉(酒の容器)」を、
手でささげもっている様。
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ですから、「尊敬」ということは、
「敬うかたに酒をさしだして
尊敬するということ」。
太古から、尊敬する方には、
お酒を差し出すのが儀礼。
よって、お中元やお歳暮は、
お菓子や洗剤ではなくて、
お酒を贈りましょうね(笑)。
この酒の徳利「犠尊」、
春秋戦国時代のものと言います。
秦の始皇帝以前、2500年前のもの。
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日本では弥生時代の前、
日本人、まだ米も作ってませんよ(汗)。
トルコ石をはめた、
青銅器ですから、
本当に中国文明ってすごい。
驚きですよね。
博物館内は全て撮影禁止。
残念ながら、
写真は、この本から。
この本、博物館内の2階の
書店で売ってます。
1200円、お買い得。