「ひのくち」ってどんな漢字?  菊美人の酒造り(14)

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前回のブログ
(菊美人の酒造り13)で
お話ししたように、
菊美人の搾りは
普通酒でも
この槽(ふね)を使ってます。
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これは、
槽に上に継ぎ足して、
満杯に酒袋を積んだ様子です。
さて、この槽(ふね)から、
お酒が流れ出すところ。
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それが、ここ「ひのくち」です。
「ひのくち」は「樋の口」と
書きます。
別名「槽口(ふなくち)」とも
言います。
「樋の口」、槽から搾った酒の
出てくるところです。
「おりびき」や「濾過」をしていない
全くのしぼりたて新酒の状態です。
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まさに蔵でしか飲めないということで、
「樋の口」のお酒は珍重されてます。
ご覧のように、本来、清酒の
しぼりたては、稲の穂のような、
黄金色をしています。
「金の酒を造るは、哀しき父の思ひ出、
鋭どき歌をつくるはその児の赤き哀歓」
と北原白秋も詠っています。
造り酒屋のトンカジョン(長男)
だった北原白秋は、
酒の色が金色と知っていたのですね。